記事より~建築士に講習義務付け=「構造」「設備」に専門資格-「新一級」は撤回・国交省
耐震強度偽装事件を受けて国土交通省は31日、社会資本整備審議会(国交相の諮問機関)基本制度部会で、一級建築士などに定期的な講習受講を義務付けて能力を維持・向上させるとともに、構造設計と設備設計でそれぞれ専門資格を創設する案を示した。同省は幅広い分野で高度な能力をもつ「新一級建築士」の新設を提案していたが、一級建築士からの反発が強く、撤回した。
また、新築住宅の販売業者が倒産した場合でも住宅の欠陥を補償できるよう保険などへの加入義務付けも提案し、同部会はこれらを報告書案として了承した。国交省は建築士制度見直しのための関係法案を今秋の臨時国会へ提出する。強制加入保険などの関連法案は次期通常国会への提出を目指す
昨年の、耐震構造事件の影響から
現一級建築士保有者からしたら
とんでもないことが提案されていましたが
やはり反発が多かったらしく
撤回されましたね
で、かわりに定期的な講習受講とな・・・
かわいそうに会計士と一緒だね
世間ではあまり知られていないが
会計士も、毎年毎年、定期的な講習を受けなくてはならない
これが年に何回とかレベルではなく
必要取得単位が決まっていて
それを満たすまで、講習をうけなければいけないのです
社内研修もその中に含めてありなところがまだ救われていますが
これ、監査法人の外でたら、超大変そう・・・
で、建築士の話に戻ると
確かに知識レベルの担保というのは、
これでまかなわれるのかもしれないが
そもそも、この発端の事件は
知識レベルうんぬんよりも(もちろんあるのかもしれないが)
どちらかとしたら道徳レベルの話だしね、倫理観とか
だから俺的には、そんなうわっつらだけの知識・技術の担保よりも
仮にそんな不正物件を買ってしまった購入者に対して
(不正物件だけでなく、なんとなく住宅販売においては責任元が微妙だけど)
どこが責任を取るのかをはっきり明文化させることと
その際の賠償にかかる資金負担を担保するような保険制度の整備が
いの一番に必要なんじゃないのって思う
不正物件買ってしまっても、ちゃんと賠償されるのなら
まだ買う気になるが、
「もっと、建築士に勉強させますから許してください」
こんなんじゃあ、小学生が廊下走った罰として
漢字ドリルやらされてるのと、まったくかわらない