今日、親不知を抜いた。すでに虫歯になっていたので、抜くしか術はなかった。
歯医者さんが、麻酔をうち、処置が始まった。20分くらいは時間を要したのか、最終的に「これです」と抜いた親不知を見せてくれた。
親不知は大人になるにつれて生える歯、とある。wisdom tooth、英語ではそう呼ぶ。知恵がついた頃に生えてくる歯。その歯を今日抜くことになった。いつから生えているのか知らないが、これまでの人生の中で歯をくいしばったこと、笑ったこと、美味しいものを食べたこと、友人と一緒に飲みに行ったことなど、いろんなことを一緒に過ごした親不知と今日はいよいよ決別の日。「ありがとう」と親不知に心の中で感謝を述べて、歯科医院をあとにした。
もっと大切にしておけば、、、
しっかり丁寧に奥歯まで磨いておけば、、、
失くなったものに後悔をするのではなく、
今あるものを大切にする。
親不知を失くしたおかげで、また一つ「wisdom」を手に入れた。