紅麹を伝統的な発酵食品を作る使い方してたら、有害な物質は出来ないように思う。
たとえ有害な成分が含まれていたとしても、
野菜や果物等のようにそれを打ち消す反対の作用があるものが含まれていて全体を調整していたり、
菌が上手くやってくれるのではないかと思う。
(これは発酵食品を作っている人ならわかると思う。)

赤い色や有効成分を利用したくて、
加工食品に使いやすように製造して粉にしたが為に出来た成分ではないだろうか?

https://www.ktv.jp/news/articles/?id=11378



そして、この記事を見て思うのが、
対象商品に肉まんや回鍋肉があるが、
なぜ紅麹が必要なのだろうか?ということ。
肉まんや回鍋肉を作る時、赤い色素なんて必要ないし、
紅麹の有効成分なんて入れる必要もない。

また、「天然」の色素、しかも「麹」という言葉で安全だと思ってしまうのではないだろうか?


小林製薬が製造している紅麹の粉末を使って出来た商品が原因で亡くなったとされるのは、
今の所、サプリ服用者。

小林製薬の出す商品は、聞こえの良いネーミングの物が多い。
今回の問題のサプリもそう。
そして、それに手を出してしまった人は健康診断でコレステロール値に引っかかってしまった方々。

年齢が上がればコレステロール値が上がってしまうのは自然。
でも、年齢、性別、人種、個人差問わず同じ基準で、数字に一喜一憂するのはいかがなものか?と思うし、
値が問題であっても、食や生活を変えずに、サプリで何とかしようなんて甘すぎると思う。
問題を作っているのはそこにあるのに、それを改善せずに簡単な方法でどうにかしようなんて…。

野菜や果物、肉や魚、ハーブやスパイス等で栄養を摂取するのと、
サプリや薬で単独で、ある成分を摂取するのは働き方が違う。
体に問題がある人は特に専門家に相談した上でサプリも摂取すべきだが、
手軽に自己判断で摂取できてしまうのも問題だと思う。


戦前までの日本人が食べてきたような和食を自分で作って取っていれば、
こういう問題は起こらないように思う。


それから、紅麹はヨーロッパでは禁じられているという。
製薬会社も問題があるのを知っていたとしたら、すぐに対応を取らなかったのは問題だし、
それを購入した企業も信頼し過ぎだし、
政府のチェック機能も働いていなかったのも問題だし、
消費者も有名製薬会社だからと信頼しすぎだと思う。