グロック19に対抗する金属フレーム、撃鉄内蔵式のスターム・ルガー・セキュリティ9 | ジャック天野のガンダイジェスト

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スモールアームズ(小火器)に関するエッセイです。同じアメブロで書いていたブログを継続して、不定期で更新して行きます。

スターム・ルガー(Sturm Ruger)は昨年の12月にルガー・セキュリティ9(Ruger Security-9)を発売しました。名称は同社の伝説的な護身用リボルバーであるセキュリティ6に由来しますが、セキュリティ9はセミオートの自動拳銃です。そして、同社のベストセラーオートであるLCP IIと同様に、撃鉄(ハンマー)内蔵式のダブルアクションオンリー(DAO)セミオートピストルなのです。撃針(ストライカー)方式に比べて、作動が確実で、落としたときのショックなどによって暴発する危険性も低いといわれています。作動方式はショートリコイルで、9mmパラベラム(9X19mm)をダブルコラム方式の弾倉に15発装てんすることができます。この点ではルガー・セキュリティー9はベストセラーであるグロック19に真っ向勝負を挑むものです。外観写真からはグロックと同じようなポリマーフレームに見えますが、スライドはアルミ合金で、ポリマーはグリップだけに使われています(銃身はスチール製)。

 

2017年12月の発売なので、とうぜんまだ映画などには登場していませんし、日本での反応もまだですが、同社の代表的自動拳銃になるのではないかと期待されています。