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☆まけうまブログ★

徒然なるままに日暮らしスマホに向かひて心に浮かぶよしなしごとを競べ馬の有様とともに書きつらねる自己満ブログ。
前半はよしなしごと、後半はレース回顧。
競馬道は一にも二にも検証の積み重ね。怠ればハズレ馬券が山と成す。

ブログネタ:最近「激痛が走った」体験は? 参加中

少し前まで、東京優駿=日本ダービーは[オープン特別]だった。

パートⅡ国である日本競馬において、国際レースとして門戸を開いていたのはジャパンカップと富士Sのみ。
つまりジャパンカップだけが日本唯一のGⅠで、他の重賞レースは全て[リステッド=オープン特別]に該当した。

天皇賞も有馬記念もダービーも、主催者がGⅠを[名乗っていた]にすぎない。
同じように、東京ダービーもオグリキャップ記念も、地元の格付けでGⅠを名乗っていた。
もちろん外国馬に門戸を開いていない以上、どれも世界のセリ名簿では通用しない称号。

ジャパンカップは一種のイベントであって、本当の日本競馬の国際化元年は安田記念が国際レース化の年に始まった。

海外から桁違いの良血が輸入され、日本の競馬のレベルは飛躍的に向上し始めていた。
これだけ高額賞金の近代競馬を開催している日本が、レースも開放せず、導入した血統を世界に還流することなく、自国内だけの鎖国競馬を施行していたのだから、当然外圧は強まる。

そこでJRAは段階的な国際化を推進しようとした。

[こんな知らない血統がクラシック勝ってうれしいか?]

我らがマル父ビワハヤヒデでさえ、そんなことを言われていた時代だ。
当然、閉鎖的な日本の生産者や一部の厩舎関係者、馬主の猛反発が起こる。

しかし、もはや国際化は不可避であり、○×牧場の繁殖厩舎に一宿一飯の恩義のある身でありながら、自分も諸手を挙げて賛成していた派だった。

生産界にとっても、目先の利を取るより、国際化によって得られる恩恵の方が遥かに大きいはず。

つまりナリタブライアンやヒシアマゾンは単なるオープン特別の勝ち馬にすぎないが、国際化したパートⅠ国だったら、世界共通の立派なGⅠ馬だ。
パートⅡ国でいる限り、どれだけ活躍した馬でも世界には相手にされない。
それが今やマイネイサベルだって、世界が認めるれっきとしたGⅢ勝ち馬。

日本の生産馬の価値は世界で飛躍的に向上することになる…そういう時代が来るということだ。

高額賞金目当てに強い外国馬が多数参戦したことで、安田記念はレーティングを獲得して、晴れて日本二つ目のGⅠとなった。

そして宝塚記念やマイルCSなど、クラシックや天皇賞よりも反発の少ないレースが国際化されてゆく。

[クラシックが開放されたって、どうせそんなに参戦して来ねぇよ!]

自分はそう考えていた。
日本の芝が特殊なこと、馬のレベルが向上していることなどを考えたら、自腹を切ってまでリスクを侵して出て来る馬はそうはいないだろうと。

現実に、JCを除くと、未だに安田記念、スプリンターズS、エリザベス女王杯、マイルCSくらいしか外国馬の参戦がないことが証明しているはずだ。

宝塚記念が日本3つ目のGⅠになったのは、棚ぼたのような出来事だった。
JCで世界レーティング上位のファンタスティックライトを抑えたテイエムオペラオーとメイショウドトウが、宝塚でも逆ワンツーを決めたことで、このレースの国際レーティングが一気に跳ね上がり、アッサリとGⅠに認定されてしまったのだ。

しかし、ここで弊害が出て来る。
無難なレースから国際化を進めていった結果、誰もが認める格式の高いレース、クラシックや天皇賞、また有馬記念といった人気レースよりも、安田や宝塚の方が世界的には上位の扱いを受けてしまう事態になったわけだ。

JRAはどのレースもGⅠとしてアナウンスしているわけだが、実際には格の高いレースが[自称GⅠ]の単なるオープン特別にすぎず、格が劣るレースが正真正銘のGⅠになってしまったのだから、この逆転現象は日本競馬の根底を揺るがす非常にマズイ事態なわけだ。

当然JRAは国際化を急ぐ。
パートⅠ国の認定に必要な国際レースのパーセンテージを増やすために、古馬の重賞やオープン特別のほとんどを国際レースにしてしまう。
生産界の反発も、現状を見る限り、実際は杞憂だったことがわかる。
ここ数年、優勝をかっさらわれたのはエリザベス女王杯とスプリンターズSくらいで、外国馬なんてほとんどのレースに[誰も出て来ない]のだから。

クラシックと2歳戦はとりあえず最後の砦として残したまま、JRAはパーセンテージを達成し、日本はパートⅠ国入りを果たした。

すると新たな弊害が出て来る。
中央、地方を問わず、今まで使っていた自称GⅠ~GⅢは、一切使用できなくなったのだ。

それによって登場したのが[Jpn]という表記。
ほとんど苦肉の策なのだが、日本ダービーという格式あるレースの権威を落とさないために、JRAは公式発表する。

[表記はGⅠ及びJpnⅠですが、どちらもジーワンと発音してください]

ちなみにJpn表記になったのは…
◎国際レース化されていない重賞競走
◎短期検疫厩舎が完備されていないために国際レースが施行できない札幌、函館、小倉の重賞競走
◎レースのレーティングが国際グレード基準を満たしていなかった重賞競走(目黒記念、アルゼンチン共和国杯、ステイヤーズS)
◎新設されて間もないためにグレード申請の出来ない重賞競走(ヴィクトリアマイル、オーシャンS、カペラSなど)
◎国際化を推進していない地方競馬主催者の施行するダート統一グレード競走

JRAはその後も国際化を推し進め、Jpn表記だったレースもすべて国際グレードを獲得することになったが…
問題は、JRAの重賞と同じ格を有す形で統一したはずのダートグレード競走。
JRAの見解としては…

[短期検疫厩舎を所有していない地方競馬での国際レース開催は難しい]

あくまで日本競馬の代表者は、日本中央競馬会である、というプライドが見え隠れしている気もするのだが…
そうなると、せっかく統一グレードとして出発したはずのダートグレード競走とJRAのレースとの整合性が取れなくなる。

[Jpn]という、折衷的かつ中途半端な表記のまま施行されるとしたら、これらのレースの勝ち馬はいつまで経っても、世界的な価値を保有できないことになる。

地方競馬の雄、東京都特別区競馬組合(大井競馬場)は、JRA見解に反発したか、独自に国際化に乗り出すことになる。
国際レースの施行と同時に、現役外国馬の受け入れといったJRAでも出来ないようなことを先に実施しようとした。
しかし、これがJBC協会を代表とする生産界の実力行使を伴った反発に遭ってしまう。
つまり中小の生産者にとっては、地方競馬はJRA以上に重要かつ切実な受け皿として機能しているという現実の表れだろう。

確かに現役外国馬の受け入れは、画期的だが、時期尚早な感は否めない。

しかし国際レースの施行であれば、これが日本競馬の流れであり、条件戦と違ってGⅠ(JpnⅠ)は中央地方問わず、真のチャンピオンシップであるべきだ。
大井は小林分場に検疫厩舎を設置することで、東京大賞典を国際レースとして開放し、地方競馬初の国際GⅠの格を獲得することになった。

それが実現した以上、曲がり角に来たダート統一グレード競走全体を見直す時期に来ているように思う。
[統一]ではなくなってしまったこのレース体系に、もう一度全国統一の基準を設置すべきだろう。

南関東に関しては、大井の検疫厩舎を利用して、全グレード競走を国際レースとして開放してしまえばいい。
JRAの国際競走への出走数を見れば、ほとんど影響はない気がする。
それよりも、国際格付けを獲得して、正式なGレース勝ち馬として認定される方が、勝ち馬の価値を高め、生産界全体の資産を底上げすることに繋がる。

それ以外の競馬場は、海外馬に長期検疫を義務づける施行条件にすれば済む。
こんなんで出走してくる外国馬はおそらくほとんどいない…有名無実の国際レースだけど、それでタダ同然に国際グレードが付与されるんだから、実は一番美味しい手口だと思うんだけどね★w

ただ一つ問題なのが、JBC競走とブリーダーズGCの存在。
JBC協会の主催レースだけに、国際レース化にはあくまで反対するだろう。
しかもJBCは持ち回り開催だから余計難しい。
そうなるとこの4競走には永遠に国際グレードは付与できないことになる。

やっちゃえばいいと思うんだけどな…
JBCに種牡馬登録していない=国際レース化しても、実質外国馬なんてほとんど出走できないんだから★w

馬の売れない不況の時代だからこそ、生産者も目先のデメリットより、積極的に国際化のメリットを享受する視点があっていいのではないか?

お祭りJBCにも、意外に重要な課題が潜んでいるんじゃないだろうか★



レディスクラシックは第2回だから、Jpn格付けもなし。
このレースだけは、ほぼ確実に勝ち馬がわかっている。
まともに走ったらミラクルレジェンドに勝てる馬は誰もいない。
相手もクラーベセクレタ。
おそらくいつも通りに吉田照哉氏の持ち馬のワンツーだろう。

川島のオッサンはアスカリーブルも使ってくるんじゃないかと思っていたが、エミーズパラダイスと一緒にロジータ記念に回った。

距離が長いアースサウンド、芝から転戦のクイーンズバーン、アスカリーブルに完敗のサトノジョリー、前回も完敗のプレシャスジェムズ…これではちょっと足りないだろう。

北海道のサクラサクラサクラは吉田稔騎手の引退を飾った馬。
今回は森泰斗鞍上で果敢にハナ。

中央のちょっと足りない組や笠松のエーシンクールディがごっそりと先団。

そして3頭並びの中団、外にミラクルレジェンド、最内にクラーベセクレタが全く同じ位置取りで進んでいる。
この並びはそのまま枠順の差、2枠のクラーベセクレタに大外ミラクルレジェンド。
つまり戸崎は枠でかなりのハンデを貰っていることになる。
これを活かすには、もちろん…

勝負所で一気に外から並びかけるミラクルレジェンド。
岩田は小細工なしの横綱相撲だ。

対して戸崎は、内々を捌いて最短距離で抜けてくる。

それでこの着差だから、もうミラクルレジェンドの力が二枚位違う。
完勝。

3着にはなんとサクラサクラサクラが逃げ粘ってしまうのであった。




最終12Rは2歳牝馬の重賞、ローレル賞。
人気はアステールネオ、なんと石崎父ちゃんだ。
久しぶりに重賞で勝ち負けしそうな馬に乗っているのだが…
こいつは、1000と1200で連勝して来た馬だ。
父ちゃんに勝たせてやりたいと思いつつも、1600の重賞でこのパターンは一言で[怪しすぎる]。

同じ佐藤賢二厩舎のデイフォーユーが人気を分け合う形。
こちらは1600をこなしている。
鞍上は厩舎のエース石崎駿。
マスコミは親子対決ムードを盛り上げてくれるのだが…


真島のデイジーギャルがハナを切る。
惨敗明けから、逃げて大井1600快勝。
ただしこのアテにならない感じが嫌われてサッパリ人気がない。
宮浦師も怖がりを認めているような馬。

高橋利のガバナーリヴァイヴが2番手。
競り掛ける感じもなく、真島は快調に飛ばしてゆく。

ところで人気二頭がいつまで経っても画面に現れない。
中団の後ろで、父ちゃんが外からめっちゃ押っ付けて、無理やり上がって行こうとしてるのが見える。
その後ろで駿もアップアップ。
…こりゃあ完全にヤバイだろ★

一方真島の方は快調そのもので逃げ脚衰える気配もなく、直線。
鎌倉記念4着の御神本ヒカリワールドが物凄い手応えで並びかけてくる。
さすが天才騎乗の重賞好走馬、こいつか!と思わせて、実は案外伸びず、逆にデイジーギャルが突き放してしまう。

うわ~逃げ切るのか?

と思わせて、大外から重賞だとガチで恐ろしい張田京のケンブリッジナイスが物凄い追い込み。

うぉ~届くか?

と思わせて、ハナ差真島とデイジーギャルが凌ぎ切った所でゴール。

先に繋がるとかじゃなく、とにかく最後までハラハラペコペコ、レース単体として面白かったね。

ちなみに石崎親子は揃って心に激痛の吹きすさびそうな大惨敗。
人間の書いた筋書なんて、だいたいこんなオチなんだよね★