ブログネタ:連絡無視するのってどんな時? 参加中
いつのまにかキレイな高架になった花園駅。
確か隣の円町駅を造った頃に嵯峨野線が複線に変わったんじゃないかと思う。
西ノ京円町のバス停から乗った満員の京都駅ゆきバスにしがみつきながら、さっさと駅が出来てくれりゃこんな目に遇わなくて済むのに…とほろ苦笑いしてたのを思い出す。
トロットサンダーを追っかけてマイルCSにやって来た時だったかな☆
完成した円町駅は快速停車駅になったが、隣の花園駅は未だに普通しか停まらず、街の風景も数年前とあまり変わらない。
あの頃の嵯峨野線は、昔の東海道線と同じ湘南電車だったけど、今は大和路快速とかと同じ車両にグレードアップされていた。
湘南電車というと思い出すのが、大学の学食で起きたうちのゼミのアホバカ軍団のやり取り。
地元が宇都宮のジャックナイフ野郎が、電車通学のダルさをうんざり顔で話す。
[宇都宮走ってるウンコみたいな色の電車あんじゃんよ!]
確かに宇都宮線も湘南色だったが…
それを聞いていた、本場静岡出身のリトルジョンが渋い顔で反論する。
[あれはな、お茶とみかんなんだよ!]
えっ?と顔を見合わせるジャックナイフ野郎と自分。
そう言われれば、そんな気もしてくるが…
[しかし冴えない取り合わせの配色だよな]
[やっぱ悪いけどウンコにしか見えないんですけど]
[常磐線の方がまだマシじゃね?]
[いやいやまだ東武の方が全然いいかんね、ボロいけど]
憮然として授業に行ってしまうリトルジョンを尻目に、我々は言いたい放題でそう結論したのであった★
しかし、いつのまにか見かけなくなったボロい湘南電車。
嵯峨野線からも消えてしまうと、何となく寂しいというか、微妙にこの辺に来た気がしなくなるから不思議なものだ。
花園駅前を右に出て、餃子の王将を横目に妙心寺前の交差点を左折。
バスで散々食い散らかしたにもかかわらず、王将の匂いに食欲がそそられる。
初めて王将を食ったのは、確か北野白梅町だった。
横丁の街角に溶け込んだような狭い店。
トロットサンダーの単勝でボロ儲けした金で美味いものを食ってやろうと思っていたのに、腹が減りすぎて、よくわからないがここなら死ぬほど食えそうな気がしてふら~っと入ってしまった。
そして注文したから揚げチャーハンセットは期待に違わなすぎるパンチ力だった。
爆盛のチャーハンにから揚げ7コ、餃子1皿。
牛じゃあるまいし、こんなん食えるか!と思いながら完食して、表に出たらもうふらふら。
その後、千葉ニュータウンに王将が出来たので、テイエムオペラオーの皐月賞の単勝と馬連でボロ儲けした帰り道に食いに行ったのだが…
出て来たから揚げチャーハンセットは、北野白梅町に比べたらあまりにもお上品すぎるボリュームで、こんなん詐欺だ!と叫んでしまうほどこじんまりとしていた。
関東の王将がファミレスなら、本場関西の王将は吉野家って感じ。
もちろん北野白梅町の衝撃が初王将だった自分は、量も値段も気楽さもすべて込みで関西支持派。
味は多少大味な所もあるけどね。
とりあえず今日の晩飯は王将だろうな。
古風な風情の店構えが並ぶ参道を50mほど歩くと現れる山門。
臨済宗・妙心寺。
宗内でも圧倒的最多の末寺を擁する妙心寺派の大本山。
広大な敷地の中を迷路のように参道が走り、多数の塔頭寺院が軒を連ねる。
嵯峨野線の窓から見える近代的な宿泊施設[花園会館]も、妙心寺の一隅に建っている。
初めて妙心寺を訪れたのは、石畳の冷たさが芯まで伝わるような1月の末。
この季節の京都は観光客も少なく、凛とした冷気が歩いていて心地よい。
妙心寺というお寺の存在を知ったのは、新田次郎の短編集『武田三代』を読んだ時だった。
[山城の国妙心寺の僧記す]
と表記された『甲陽軍鑑』は、戦国時代の甲斐の軍記としてつとに有名で、軍師山本勘助の実在を中心に信憑性がかまびすしく議論されて来た書物。
新田次郎はこの妙心寺の僧が山本勘助の子であるという説を元に、無名の一卒にすぎなかった勘助を軍師に据えて、父の夢をこの一冊の中で果たすという設定で短編[まぼろしの軍師]を書いている。
その後、信玄が宛てた手紙が発見され、山本勘助(菅介)の実在が証明されることになるのだが…
『武田三代』はどれも着想豊かで面白い。
あの勘助の子が修行していたという妙心寺に何となく脚が吸い寄せられ、昼下がりの花園駅に降りた。
雪がちらちらと舞い落ちる広大な敷地。
静謐な冷気の中にいると心が洗われる気がする。
…引っ切りなしに鳴り響くメールの着信音を除けば★
[ちょっくら京都に行って来っから、俺がいなくて寂しくて泣きたくなっても我慢してください]
自称かわいい系ぶさいく娘に、出掛けに何となくメールしてしまったのが運の尽きであった。
[泣かね~よ!で、どこに行くの?]
それから延々ラリー状態が続いて、妙心寺にいようが、競馬場にいようが、どこまでも奴のメールが追いかけてくるのだった(-_-メ)
おかげでメール履歴はほとんどぶさいく娘で埋め尽くされた揚句、電池切れして、妙心寺のトイレに篭ってコンセントから充電させて頂く羽目になったのだが…
その時の罪滅ぼし?に、今夜は妙心寺大心院の宿坊に泊めて貰うことにする。
24時間通り抜け自由の妙心寺境内。
規模の割に、異様に観光客の少ないお寺だが…
裏返すと完全に地域に特化していて、高校生の兄ちゃんのチャリが引っ切りなしに山門から飛び出して来るし、境内では女子高生が7人連れでチャリを押して道を塞いでいた。
そんな中を普通にオッサンがバイクで走って来て、境内をジグザグにうねりつつ妙心寺駅側の方に抜けて行ったりするから油断ならない。
目印を頼りに右に折れ、左に折れ、迷うこともなく大心院に着いた。
さすがに本物の禅寺に泊まるとなると、多少身が引き締まる。
おばちゃんの出迎えで、風呂場やトイレ、翌朝の食事場所を案内してもらいつつ、軋む階段を上って二階の6畳ほどの部屋へ。
宿帳に記名しておばちゃんが立ち去ると、荷物を放り出したままテレビや余計なものの何もない部屋でしばしボーッとする。
気忙しい日常から離れて、何もしないこの感じが心地よい。
窓を開けると、細かい敷石に風紋のような模様を描いた見事な庭が拡がっていた。
とりあえず誰もいない風呂場でひとっ風呂頂いて、外に出ることにする。
門限の21時までは、誰に声をかけることなく自由に外出できる。
宵闇に包まれた妙心寺の境内を照らす街灯。
2月にしては気温が高く、前に訪れた時のようなキリッとした感じはない。
ポツリポツリ雨が落ちて来て、慌てた感じの女子高生がチャリを濃いで山門をすり抜けてゆく。
花園の街は静かだった。
車も人も引っ切りなしに通るのに、なぜか他の京都の街よりも空気が静かに流れてゆく気がする。
王将に入って、花園店オリジナルのなすび定食を注文。
餃子も一皿ついていて、なすびの炒め物もうまい。
リーズナブルな一品。
花園駅まで歩いて、デイリーヤマザキでビールとつまみを買って、歩きながら飲む。
物陰で煙草吸いながら空を見上げると、少しずつ雨足が強くなっている。
といって歩けないほどではない。
開いた缶ビールを片手に妙心寺の境内に戻り、心地よく酔いが回った感じで、路地を歩いてゆく。
とんでもねぇ罰当たりな光景ではあるが、雨に濡れた静かな石畳をビール片手に歩く気分は悪くない。
寺内の奥まった院に抜ける道を歩いていたら、いつのまにか裏道に出て、住宅街と呼ぶのが何となく似つかわしくない細い路地に所狭く居並ぶ家並みに、とてつもなく京都を感じる。
ビールを飲みながら適当に歩いているうちに、妙心寺の逆側の山門に出て来た。
雨を避けながら嵐電の妙心寺駅のホームに入って、屋根のあるベンチでビールを飲む。
確かあの時…
もう電池ねぇんじゃあ!とここからぶさいく娘にメールしたら、急にラリーが止まって、何だか急に解放されて、ホッとしたような寂しいような妙な気分になった。
何だかんだで、あの頃はやけに仲がよかったなと思いながらビールを飲み続ける。
雨が本降りになっていた。
停まっては行き過ぎる電車を何本か見送って、ようやく腰を上げた…
というよりトイレに行きたくて仕方なかったのだ★
急ぎ足で山門をくぐり、境内を縫うように歩いて、大心院に辿り着く。
ようやく用を足して、もう一度ひとっ風呂浴びさせて貰って、部屋に落ち着く。
屋根に響く雨音。
お茶を入れて、お盆に添えられた苺の和菓子を食べてみる。
うまい☆
練乳のような味のムースというかゼリーに包まれた生の苺。
住所を見ると、この近くで売っている菓子のようだ。
近鉄京都駅で貰ったスルッとKANSAIの路線図を拡げて、明日の行動を軽くシュミレーションする。
京都に泊まって、京都観光しない自分。
そんなのも案外いいんじゃないかな?
布団を敷いて、電気を消して眼を綴じる。
あっという間に落ちた。
スプリングSが終わった時点で皐月賞は見えた。
やはりロゴタイプの強さは本物だった。
本当に強い馬にしかできない、ケチのつけようのない勝ち方だった。
東京1600で好位から押し切りレコード勝ち。
夏とは馬が変わって、明らかに地力強化していた。
この辺りがさすがに社台産。
そして父ローエングリン。
シングスピールに英国オークス馬。血統は世界の超A級。自身も海外でGⅠ2着、ポテンシャルは一級品だった。
種牡馬は血統、という普遍の事実をGⅠ馬を輩出することで見事に証明してみせた。
そんなロゴタイプの動向を、朝日杯当時ティーハーフに乗っていた武豊さんが、しきりに気にしていたことを武豊TVで話していた。
[ロゴタイプは?入っちゃったか~って。あの馬前回強かったですからね]
やっぱり本物の一流は見てるもんだな。
C・デムーロ曰く…
[2000m?2400でも大丈夫だよ!]
これと弥生賞組を比較すると、どうにもワンパンチ足りない印象。
勝ったカミノタサハラにしても、よくあんな手応えで来たなと思う。
あのもたつく感じは、東京向きというより、GⅠだと詰めで脚を引っ張りかねない。
エピファネイアやコディーノにしても、好走してもこのかったるさ。
頭まで来るイメージがどうにも描けない負け方だった。
ちなみに4着キズナは毎日杯を圧勝。
これは強い!
が相手も弱い★
無理使いして賞金加算して、その場で皐月賞をやめてダービー直行を決めたのは賢明といえる。
コメントの歯切れが評価に直結する武豊さんとしては、この馬への歯切れはそう良くない気はするが、距離延びるのは歓迎だそうな。
さて本番。
内からロゴタイプ、コディーノ、エピファネイア。
3頭が中団のほとんど同じ位置にいた。
ペースは速い。
この速いペースを読み切っていたのか、武豊さんはレースを丸投げしたかのように、テイエムイナズマをスタート直後にケツまで下げて死んだふりから最後6着まで持って来た。
そんなペースで、コディーノとエピファネイアは折り合いを欠いている。
なまじ能力があるから、ペースが速ければ速いなり前を追いかけたがってしまうのかもしれないが…
これでは話にならない。
ロゴタイプは見事に気持ちいいほど折り合っている。
マイラー血統とかなんとか言われても、掛からない。
そこがあの2頭との決定的な違い、最後に来て、強みに変わる。
ロゴタイプの勝ち方は完璧だった。M・デムーロ自身何の危なげも感じさせていない。
むしろあれだけ掛かっても上位に来た、2~3着馬の半端ない能力にも呆れてしまう。
惜しい…。
事が気性面だけに、ダービーまでにどれだけ成長できるかどうか。
ちなみに天皇賞は、中京の馬券野郎に頼んで100円だけ3連単を購入。
3000m以上のGⅠで3着以内の実績がある前走1着馬と連対馬の組み合わせ。
前日で126倍ついてたけど、さて?
追記=上記の条件を外国馬まで拡げてBOXにしとけば取れてた訳ね★