☆まけうまブログ★ -14ページ目

☆まけうまブログ★

徒然なるままに日暮らしスマホに向かひて心に浮かぶよしなしごとを競べ馬の有様とともに書きつらねる自己満ブログ。
前半はよしなしごと、後半はレース回顧。
競馬道は一にも二にも検証の積み重ね。怠ればハズレ馬券が山と成す。

ブログネタ:切らしたくない調味料 参加中


お久しぶり。
起きてる?

もはや誰も覚えてなさそうだけど…
「☆まけうまブログ★」
2014年最初の投稿みたいです★w


前に書いたパニック障害が春先に再発して、虫の息で生きていた。
満員電車に乗ると新幹線「のぞみ」を静岡に緊急停車させた藤田騎手みたいな状態になるので、競馬場なんてもはやどこにあるのか記憶にないくらい遠い風景。

それでも書きたい競馬はいくらでもあった。
去年の阪神JFとか。
あれが今年の凱旋門賞の悪夢のスタート地点だったんだよね。

ハナ負けたけど、川田の阪神JFの騎乗は見事だった。
外を回ったら馬券にも絡んでいない競馬で、見事に捌いて馬群を切り裂いた。
点数にすれば95点。
負けたから-5点なんじゃない。
最初に出して、位置を取って、それから馬なりで下げてたら、負けてようが何だろうが100点だった。
そしてたぶん勝っていたと思う。

ケツから行って外をぶん回さなきゃ勝てないような不器用な馬では断じてない。
なくしかけた行き場を切り裂いて、ど真ん中から突っ込んで来た競馬で、川田は見事に証明してみせた。
そういう競馬を覚えさせた経験が、これから先のさらに強い相手との闘いでどれだけ強みになるか。

その騎乗を、負けた腹立ち紛れに批判する管理調教師のコメントに耳を疑う。
馬主の手前、牧場の手前、会員の手前…負けるわけにはいかないレースを取りこぼした。
不機嫌になるのもわかるが…

どんな素人だって[あそこから外に回したら3着もない]ことくらいわかる。

かつては障害の名手であり、調教技術に関しても日本で五指に入る調教師。
レースで馬に教えることの重要性を誰よりも熟知しているべき人。
言わば、元騎手とは思えない的外れな批判。

その結果、川田は枠の中でしか競馬をできなくなり、精彩を欠いて、GⅠを取りこぼしまくり、空き巣みたいな夏の小倉の頃には、いるのかいないのかわからんくらい、存在感をなくしていた。

あんな頭悪い競馬で凱旋門賞で6着に来れてしまうハープスターって馬は本当に何なんだろう?

そんな競馬を、フランスの地で川田に[させてしまった]のは誰なのか?

阪神JFを見直して、その時の調教師のコメントを思い出しておくべきだ。
そして、凱旋門賞の後の調教師の発言も。
一流たる調教師が出すコメントが、三流以下の場当たり発言ばかりなのは、何も調教師の人格だけの問題ではない。
日本の競馬支持者に凱旋門賞であんな競馬をご覧に入れてしまった本当の元凶は何なのか。
ぜひキャロットやノーザンファームの見解を聞いてみたくないですか?


体調も悪く、そんな萎える競馬ばかりで、競馬で感心することはあっても感動しない。

勝ってはいるけど、中央にいる戸崎の競馬はまるで面白みがない。
おいおい、どうしちゃったんだよ?と思う。
もっと若い頃の戸崎は…
例えば川崎で新人の頃の石崎駿に斜行されて、戸崎の馬が物凄い不利を受け、駿は騎乗停止に。
次のレースでパドックに出て来た時、駿の顔は真っ青にしょげ返り、戸崎はステッキを叩きつけそうな勢いで怒り狂っていた。

[やれやれ。こいつら次のレースも人気だけど、この分じゃ用無しだな]

決め付けて馬券を買った。

次のレースの戸崎は、鬼気迫る凄まじさだった。
勝負所から徹底的に駿の馬を閉じ込めにかかった。
人気馬で好位のインという絶好の位置取りにいるはずの駿は、手も脚も出ない状態で、密集した馬群の中に簀巻きにされて、あっという間に勝負所からじりじりと取り残されてゆく。
もちろん戸崎は斜行もアンフェアプレイも一切していない。
ライン取りで徹底的に責め立て、外目に置いた自分の馬にはなんら不利を与えず、むしろ駿を簀巻きにすることで優位に導く。
直線に向くや、弾けるように突き抜けていた。

[なんつぅあんちゃんなんだ、こいつは]

笑うしかなかった。
いつか間違いなく南関東にこいつの時代が来るだろう、と確信した瞬間だった。

それに較べて、中央の戸崎はなんと魅力の薄れていることか。

それを言えば、やっと怪我から復帰した内田さんだってそうだけどさ。
イレ込んでようが、馬っ気出してようが、まともに返し馬もできない暴れ馬だろうが全部勝たせてしまう鬼神の如き内田博幸を思い出すと、中央でウチパクとか呼ばれ始めた人は、なんか妙な所でチグハグな乗り方してるオッサンにしか見えない。

小牧さんもそうだ。
ダートの安定感や決め打ちの見事さには時々眼をみはらされるが…
時折アンカツさん以上の凄みを見せ付けていた地方時代の勢いは、移籍時点でふっ飛んでしまった。

彼らの地方時代の中央での実績を今さら思い出すまでもない。
結局、中央競馬という場所では枠に嵌められた乗り方を知らず知らず要求されてしまうということなのだろう。

[関西で武豊の次に上手いのは、本当に岩田、福永、川田、浜中なのか?]

最近、誰かと話すたびに、いつもそんな言葉が飛び出していた。
本当はその間に、四位、藤田、佐藤哲がいるはずだ。
ついに哲三さんは引退してしまい、藤田はやる気ないし、四位も昔のキレがない。
でも、その下に…本当は福永や川田の上に、自分の中ではもう一人いるんだよな。
号泣のインタビューはかなり気持ち悪いけどw
あの田原成貴兄さんですら[デビュー当時から、こいつはと思ったのは、横山典弘、武豊、四位洋文、藤田伸二、田中勝春…]とともに、[それくらいだね]の一人に名前を挙げていたくらいだ。

飯田祐史あたりから始まったんだと思うけど…
最近の二世騎手は親父の厩舎に所属するケースがほとんどで、結果伸び悩む。
親父が元騎手の調教師にも関わらず、最近の数少ない例外がこの男だった。
デビュー当時、所属の鶴留厩舎の主戦は、亡き小島貞博騎手だった。
戸山厩舎解散後の小島貞さんは、鶴留厩舎の馬でオークスと二つ目のダービーを勝ち、その後も堅実な騎乗を続けていた。
この新人は一年目から乗れていた。
さすがにオープン馬は小島貞騎手の担当だったが、その位置を脅かすくらい急激に伸びていた。
小島貞さんのお手馬にトウショウオリオンというオープン馬がいて、シスタートウショウの弟だけあって堅実に走る。
だが勝ちきれない。
ローカルでも2着続き。
その馬についにあの新人が乗った。
勝たせてしまった。
見ていて心中複雑だった。
小島貞さんにすれば、これでもう俺の役目は終わったと感じただろう。
愛するミホノブルボンの主戦小島貞博が、再び掴んだ居場所を失うのは何かたまらなかった。
まもなく小島貞博は鞭を置いた。
騎手時代の実績で調教師試験はすぐに合格した小島貞さんは、娘婿の田嶋翔を主戦に迎え、戸山イズムの人情路線を継承し、地味ながら年間20勝くらいはしていた。
その後のことは書くのもつらいけど…

そんな小島貞さんを騎手生活から追い落としたあの若手は、キャラこそ気持ち悪さ全開だけどw
間違いなく一級品の腕を持っている。
ドリームジャーニーに有馬や宝塚を勝たせたのも、オルフェーヴルを三冠馬にしたのも、この男に馬をレースで育て、適性を引き出すセンスがあったからだ。

だからこそフランスで散々クビになったのに、オルフェにも、リヤンドファミユにもアッシュゴールドにも、兄弟全部乗せて貰えることになる。

デイリー杯を見ていて…
久しく競馬に感動しなかった自分が、おおおおぉ!と打ち震えることになってしまう。

アッシュゴールド。
新馬でアッサリ惨敗して、早々に化けの皮が剥がれたのかと思った。
この血統で、吉田照哉氏が兄弟の中でもトップクラスの逸材!と豪語したほどだから、それは未勝利くらい勝てる。
問題はその次だ。
名手池添謙一、果たしてどんな競馬を見せてくれるだろうか?
興味はそれに尽きた。

[池添の野郎、またカッコつけてケツから行きやがって!]

頭でアッシュゴールドを買ってた人は、きっとそんな毒づき方をしたんだろうな。
でも、それは違う。
池江さんはオルフェーヴルが2歳の時に池添に言い続けていた。

[負けても降ろさないから、この馬に競馬を教えてくれ]

アッシュゴールドは血統的にも能力的にも、絶対にダービーに出さなければいけない馬なのだ。
1600mで急かす競馬をさせるわけにはいかない。
スタートの時点で絶対に1600の競馬をさせないと池添は決めていた。
競馬に参戦しながら、1600の流れには参加しない。
やっぱり池添は一流だと思った。

ところがテンの3ハロンが36.0…ダートの武蔵野Sより1.4も遅いとんでもないスローだ。

一番人気の福永は好発から先団のイン。
ナヴィオンという馬はおそらくダービー云々とかいう馬ではない。
ハーツクライ産駒だけど軽いスピードがありすぎる。
池添とは立場がまるで逆で、先々とか考えずここは勝たせなければならない競馬だ。
テンの1ハロンで福永は理想的な位置につけていた。
…はずなのに、いつのまにか中団の後ろまで下がっていた。
下げたのではない。
理想的に見えた位置は、超スローで密集したインで窮屈な走りを強いられる。
おそらく行きたがってハミを噛んだ。
乗っかかる前に福永はハミを緩めてから、少しずつ引いてなだめる。
その動作の間に自然にあの位置まで下がってしまったのだろう。
元々福永という騎手には硬さがある。ノリさんのようなしなやかさがない。
扶助の僅かな操作が効きすぎて、こういうことが起こる騎手なのだ。

元々図抜けて強い訳ではない馬、このスローであの位置まで下がったら、勝つのは容易ではない。
もはや直線まで溜めて、内が開いて、どれだけ弾けさせられるかだけだ。

そんな時に限って、岩田という男は、好位の外目の何の不利もない位置で油断も隙もない競馬をしているものだ。
だからキッキリ勝ちを拾ってゆく。

さすがに福永の馬も溜めて内から伸びてくる。
だがタガノエスプレッソの脚色を見れば、前半起きた位置取りの不利はもはやいかんともしがたい。

その時だった…
ただ一頭、直線に向くまで競馬に参加していなかったアッシュゴールドと池添謙一が次元の違う脚で飛んで来た。
バネ、躍動感、力強さ…勝った馬とはまるで桁が違う。
見ていて震えが来るほど、ゴールまでひたすら伸び続ける。

でも届かない。
それでいいんだ。
オルフェだってあの頃は負け続けてた。
三冠馬になって、凱旋門賞の主役になるなんて、誰も思ってなかった。
敗戦を糧に、皐月賞までの賞金だけはきっちりもぎ取ったのだ。

同じ下げた競馬でも、池添と福永の騎乗は全く違う。
もしスローでケツから行った池添をクビにするレベルの観賞眼だとしたら、社台もそのうち落日を見る気がする。


逆に府中の武蔵野Sは淀みない流れ。
エアハリファ、一番人気、角居厩舎、鞍上三浦皇成。

頭はないな。

とか言うと、いや最近の三浦さんは乗れるよ!と反論されるんだけどw
勝てば本当の一流騎手の道が拓ける一流厩舎のこういう人気馬に限って、きっちり取りこぼすんだよな、この鞍上は…。

しかし今回ばかりは違うのか。

淀みない流れを横綱相撲で一気に突き放す。
府中とはいえ、ダートでこれだけぶっちぎったら勝てないはずがない。
普通なら…
そういう時に、淀みない流れをまんまと利用する騎手がいる。
人気馬の脚色の鈍りまで計算したように、とんでもない脚を引き出して、襲い掛かる。

引き出しに入った豊富な調味料と匙加減。
残念ながら、三浦さんとは格がまだ5枚くらい違う。

もちろん鞍上は、武豊。