「この前、競馬場の横通りましたよ」
最近ディズニーシーに行ったばかりのジャニーズのおっかけ娘A(⇒Bもいる)にいきなり言われた。
「中山?船橋?」
「一面、柵だらけでどこだかわかんないですよ!」
茨城県南からディズニーまでわざわざ遠回りな高速を使う必要はない。
さらに競馬場前を通ったとなると都内に入って環七に出たとは考えられない。
通った道を推定すると…
木下街道⇒北方十字路(中山競馬場の横の吉野家のある交差点)⇒原木インター前⇒国道357号(湾岸道路一般道)
もしくは…
木下街道⇒馬込十字路⇒ららぽーと⇒357号
しかし原木インター経由は車線やカーブがトリッキーすぎて、あまり一般向けとは言えない。
「馬の匂いする〜!って友達と叫んでたんですよ」
「じゃあ、ららぽーとの前通ったっしょ?」
然るにその通りであった。
「あそこは中に厩舎があって競走馬が住んでるからね。かぐわしき馬糞の匂いが、ららぽーとのあたりまでぷぅ〜んと臭ってくるのさ」
しかし、張田の○百○も石崎父ちゃんのヤ○ズも生暖かく受け入れつつ、穴場の前でタンと毒吐きまくって、渋い顔でマークカードに赤ペン入れては、騎手や馬をまるで自分の身内のごとく眺めるおやぢとババアどもの棲み家の何とも言えぬ魅力を、二十歳すぎの娘っ子に話したとしても伝わる気は一切しない。
「ベンチもなくて若いお姉ちゃんが地べたに新聞拡げて弁当食べてんだから、こりゃダメだと思ったよね」
地元の重鎮川島のオッサンまでが苦言を呈するほどで、実際、自分も船橋で競馬してるとちょっと気分転換にららぽーとで昼飯食おうかなと思ってしまう。
いつも混んでてまだ食ったことないけど、ららぽーとの中になかなかうまそうなオムライス屋があるのだ。
しかしそういう若干いかがわしげなかぐわしさは抜きにしても、船橋は素敵な競馬場だ。
スパイラルカーブで馬も走りやすい⇒馬券も当てやすい。
何よりもそれが一番素敵な所だと思う。
今のJRAは多頭数の混戦を演出したがる⇒買い目が増えて売上が上がるからだ。
勝って同条件とかがなくなってしまった今の500万下芝2000m18頭立てなんて、混戦とかいう前に難解すぎて訳がわからん。
予想を通り越して宝くじ化した馬券なんて手をつけようがないから、買う気すら失せてしまう。
携帯で手軽に馬券が買えるようになったのに、JRAは売上が下がって、潰れそうだった浦和が伸びているのだ。理由は言わずもがな。
なぜ馬券が売れなくなっているのか?
JRAは大局的に見た時、そこがわかってないのかもしれないなと思う。
そんなことはさておき…
スマホとにらめっこ中のおっかけ娘A。
「中野坂上ってどうやって行くんですか?」
「ん~?新宿から丸の内線でいいんじゃん?」
「乗換わかりやすいですか?」
「上の案内板見てればわかるだろ?」
「見ても迷うんですよ!」
「そうだなぁ、とりあえず西口に出るのがベストだよな」
案外気付いてない人もいるのだが、新宿での乗換はほとんど全て西口に集約しているのだ。
西武新宿駅や新宿三丁目駅に行きたい場合だけが例外ということになる。
「西口改札出て右に行けば、そのまま地下鉄乗り場に行けるよ」
「なんでそんなのわかるんですか?」
「何回も使ってりゃ自動的に覚えるよ!」
梅田なんかと違って、乗換が西口側に集約してる分、新宿駅は案外構造が単純なのだ。
「しかし、中野坂上なんかに何の用があるんだ?」
「オムライス食べに行くんですよ」
オムライス?
おっかけ娘Aとその友達は、ふわとろのオムレツをパカッと割って食べるオムライスの美味い店を日夜開拓しては、ランチの時間に乗り込みに行ってるらしい。
素敵な趣味じゃないか♪
中野坂上の行き方から、駅の出口、さらに店までの道順を、見ていて呆れるくらい念入りに調べてから突撃する気のようで…
「駅の中に詳しい人に道順聞いたから大丈夫!」
LINEで友達に連絡していたらしく、相手の返事は…
「え~?何その人?ヤバいんだけど!」
教えたこっちが変人扱いかよ(-_-メ)
おかげでA1出口から店までの道順を自分まで丸暗記してしまった★
オムライス好きとしては近々乱入してみるしかないだろう。
「じゃあ今まで食って一番美味かったのはどこ?」
「えーと、どこだっけ、浅草かどっかの…歌舞伎やる所の近くにある喫茶店ですね」
「歌舞伎座?東銀座だろ!」
「そうでしたっけ?ちょっと量は少ないけど、そこのオムライスは本当美味しいです!」
「へぇ~」
とりあえずググってみる。
「あっ、ここです!」
むー、確かにこいつは見るからに美味そうだ。
「あとは、ケンくんのオススメの店が、渋谷らへんにあって…」
「ケンくんって、松平健か?それとも志村…?」
「違いますよ!」
三宅健推し娘、キレる。
「渋谷のどの辺?」
「近くだけど、渋谷じゃないんですよね~。どこだっけ…渋谷らへんの駅名言ってもらえませんか?」
「代官山?」
「違う」
「神泉?」
「それも違う」
「恵比寿?表参道?原宿?」
「そんなメジャーなとこじゃないっす!」
「…???…もうさっぱりわからんぞ?」
「待っててください、検索しますから」
自分は仕事を片付けて出して、そのまま放っておいたら、声がした。
「ありました!西小山でした」
「それ品川区だろ!」
全然、渋谷じゃねぇし!
「あれ?ここはふわとろじゃないのか?」
「そうなんですよ。美味しいんですけどね、そこだけが残念」
「まぁこういうのでも美味いのは美味いけどね」
「なんかオススメのオムライスないですか?」
「この辺にも、洋食屋はバカスカ出来てるけど、オムライスに関しては外れなんだよな。やっぱり俺的には、北海道の静内ってとこの国道235号沿いにあるドライブインうめやだな。あそこのオムライス以上のものにいまだ出会ったことはない!」
前にもこのブログで書いたけど、地鶏の卵で作ったオムレツが、普通のピラフの上に乗っていて、そこにデミグラスソースみたいなのが掛かってる。
ひからびた店の外観と味のギャップに悶絶しそうなほどの絶品なのだ。
「それ食べてみたい!ちょっと検索してみましょうよ」
ところが…[静内 うめや オムライス]のキーワードで出て来るのは、[うめや自由亭]というトンカツ屋ばかりなのだ。
「ありゃ~、もしかしてうめや潰れちったのかな」
どこから見てもあんな絶品オムライスを出すような店には見えない。超満員のうめやも見たことがない。
悲しいが、消えてたとしてもおかしくはない気もする。
「あっ!ありましたよ!」
「マジか!」
「ここに出てます」
見るとそこには…
《☆まけうまブログ★Ameba…》
の文字が★
「それ、俺のブログだよ(-_-メ)」
「そうなんですか?うわぁメッチャ北海道の食を満喫してますね~」
「読まなくていいから!」
結局、うめやのオムライス情報はどこにもなく…
ドライブインがトンカツ屋に場所変えしたのだと思い込むことにしないと切なくなってくる。
「つくばのウェストハウスとか、メニューは豊富だし、パフェとかはとんでもないけど、オムライスは普通だしなぁ」
「あ、この前Sちゃんが、そこで女子会やろう!って言ってたとこかも」
そこはビックリサンダーマウンテンみたいな名前のとんでもないパフェがあって、よくお姉さん二人が苦笑いしながらつっついてたりする。
バケツにみたいなのに入ったパフェ(要予約)まで登場する恐ろしい洋食屋だ。
「あのハゲ娘もいろんな店で食い散らかしてそうだもんな」
正確に言うと、毛量薄め娘なのだが。
「Sちゃんはポムの樹が美味しいって言ってましたよ…めんたいクリームみたいなオムライスがクソ美味いって」
「ポムの樹?どこにあるの?」
「チェーン店だからどこにでもあるみたいっすよ」
ちょっと検索してみる。
「この辺だと柏の葉かぁ。おっ、ららぽーとTOKYO BAYにもあるじゃんか」
………って、何のことはない、ウ○コ臭い船橋競馬場の目の前の大型商業施設で、自分が美味そうだと思ってたあのオムライス屋がポムの樹なのであった。
去年のブログに何度も登場してたインサイドザパーク、追って味のある(悪く言えばズブい)小型の父タイムパラドックスって感じの馬で、勝ち方も例年の2歳重賞と一味違う。
なかなか南関東にいないタイプで、上手く成長すれば面白いんだけどなと、なにげ気になる奴なのであった。
だから復帰した左海誠二ともども東京ダービーを勝った時はうれしかったね。
左海はこの馬の持ち味を大一番で見事に引き出していた。
今年の東京記念には、前年のダービー馬プレティオラスもいて、ダービー馬2頭ということになる
こっちは同じ差しでも、ケツでじっとしてて、ハマった時には桁違いの豪脚で切り裂くという、似て非なるタイプ。
去年のダービーもぶっちゃけハマったと思うのだが、カミソリと重戦車のダービー馬対決も、特性的にワンツーはたぶんない。軍配は展開次第で変わる。
そして羽田杯馬アートサハラ、おなじみ気まぐれGⅠ馬マグニフィカ、大井記念勝ちのフォーティファイドとなかなか役者が揃った。
外枠絶対不利の大井2400、内から真島とピエールタイガーがやはり行くが…
行ってナンボのこの馬がこの距離のレースに出てくる時点で、どれだけズブくなっているかがわかる。
その隙を見逃さず、8枠から物凄い勢いでハナを奪い去ったマグニフィカ。
どんだけのダッシュ力だよ!と思うが、外枠からハナを取るだけでも使う脚を、さらに加速させてとんでもないバカ逃げ。
ピエールくんはついて行くのがやっと。
山崎誠は気分よく行ってナンボという厄介なこの馬の特性を見て、8枠だろうと何だろうと最初からハナを決め打つ気だったはず。
思い切りの良さで川島のオッサンの依頼に応えたということ。
それはいいのだが、まぁいかんせん距離も長い。
気分良く行き過ぎた…バテたというか、気分良く行っちゃいすぎて走るのに飽きたような感じ。
GⅠ馬の名を汚すほど毎度の気まぐれっぷりを発揮して、あっさり後退。
しかもそのタイミングが早い。
まだ3角手前なんだから、好位組は色気出して、せめぎ合いせざるを得ない。
そこで微妙に使ってしまった脚。
こうなるとケツで死んだふりの去年ダービー馬にとっては、まさに待ってました!の展開。
直線に向くやギュンギュン加速して、さながら去年のダービーの再現。
本橋孝太を背に、胸のすくような復活劇。切れ味勝負になってしまったら分が悪いのがインサイドザパークの特性。
今日は全ての流れが先輩ダービー馬に向いた。
2着に長距離ならおまかせの古豪スターシップが突っ込んでるのも、[らしくて]いいですね。