このブログではJRA重賞、ダートグレード競走、南関東重賞を取り上げて、脇道に逸れまくりつつレースを振り返ることにしているが…
ブログ開始以降、取り上げていない重賞がJRAに4つあったので、今日はダイジェスト。
超高速馬場で行われた京都新聞杯は、2:10:0という驚異的なレコードだったが、メンバーもかなり弱くて、レコード以外は取り立てて見るべき所の少ないレースだった。
逃げた武豊さんのメイショウカドマツを追って、トーセンホマレボシが3⇒2番手追走。
直線抜け出すと、脚色も衰えることなく快勝。
高速馬場を意識して早めの競馬を心がけていたウィリアムズ、特にマジックと呼ぶべき何かを見せた感じでもない。
先行してごく普通に乗って快勝という感じで、印象的には希薄な部類だったと思う。
むしろこの早め抜け出しから粘り混む騎乗を次に繋げて、ダービーで好走させた点に意味がある。
2着のベールドインパクトは、ダービーの賞金が足りなくなりそうで急遽使って来た感じで、最後よく伸びてはいるが、このくらいのメンバーなら走って当然だし、さほどの破壊力も感じなかった。
この反動が出て、ダービー出走をギリギリまで迷っていたように、クラシックにこだわって体調管理と目標が曖昧になってしまった悪い例だと思う。
ダービーに使ったがために終わってしまった、ということがないよう祈りたい。
目黒記念は、48㎏セイカアレグロがハナを切り、人気のスマートロビンが2番手、その後ろにトウカイパラダイス。
結局、この2頭が逃げ馬を交わして決着、というJRAの造る高速前残り馬場のつまらなさを存分に発揮してしまったレース。
ダービーハナ負けの雪辱を見事に最終レースの重賞制覇で果たした蛯名さんだが、ここで勝っても、スマイルのかけらもなかったらしい。
それがダービーというレースの重み、ましてハナ差では言うべき言葉もない。
3着に柴田大知コスモロビン。この鞍上、条件戦でもマメに勝っているのだが、オープンでは立て続けに人気薄を好走させている。
[人気薄が来るということは、前にその馬に乗っていた騎手が能力を引き出せていなかったということなんです](⇒伊藤雄二調教師)
能力のある馬しかオープンには上がって来れない⇒近走で凡走している馬でも、条件馬に比べたら持っている能力の基本値は元々高い。
それを正確に見極めて引き出していればこそ、柴田大はオープンで人気薄を持って来ているわけだ。
ウィリアムズのような有力馬を依頼されているわけでもない。
つまり持っている能力を引き出すことにかけては、現在ウィリアムズ以上の存在かもしれない。
今、最も乗れている鞍上といっていいと思う。
トウカイは今週函館の巴賞に出て来るが、おそらく人気になるはず。
しかし1800はどうだろう?
むしろ休み明けのアリゼオが岩田でどんな競馬をするかに注目。
ユニコーンSは、園田で重賞勝って来た良血オースミイチバンよりも、2連勝している堀厩舎のストローハットの方が一番人気になった。
完全にブランド力の差である。
東京1600ダートは芝スタート。慣れていない馬は、ここが毎回鍵になる訳で、南部杯で岩手の星ロックハンドスターが芝とダートの切れ目に躓いて予後不良になった痛ましい事故が記憶に新しい。
1800前後の中距離を使って来た馬ほど、この芝スタートが厄介になるものだ。
この芝スタートが仇になって、オースミイチバンがダッシュつかず出遅れる。
一方、福永はそつなくストローハットを好位置につけていた。
人気になるだけあって、脚色よく抜け出し、ほとんど危なげない快勝。
一方のオースミイチバンは最後尾からの競馬。
園田でも桁違いの瞬発力を見せたように、東京の直線をフルに使って物凄い脚で伸びて来たが、さすがにスタートのビハインドはいかんともし難い。
これは2着もないかな?という態勢だったが、ゴール寸前に武豊さんをハナ差交わして連は確保した。
やっぱりこの馬は強い。
ストローハットはJDDという馬ではないだろうが、オースミの方は舞台としては大井2000の方がずっといいだろう。
ダッシュつかなかったように少し馬に硬さが出ていた感じだから、しなやかさが出ていれば、有力候補になれる馬。
あとは川島信二が上手く乗ればだね。
東京の障害コースは外枠不利(中山芝1600や2500と同じ原理)が絶対の鉄則。
そして、スピードを持続したまま連続障害を上手くクリアできるかがポイントになる。
東京ジャンプSは、西谷誠の代打でベテラン北沢伸也が騎乗したデンコウオクトパスが一番人気。
元々はダートで活躍して天皇賞秋で5着に来たオープン馬ポジーの主戦だった騎手。
所属の荻野厩舎が解散してからは障害メインで騎乗しているが、その当時は人気で結構飛ばすことが多くて、平地の方がずっと乗れていたイメージがあった。
しかし最近はなかなか安定感のある騎乗を見せていて、すでに重賞も2つ勝っているように、関西では渋い活躍をしている。
ここも並走しながらじわっとハナを切り、時々並びかけられながらも終始マイペースを保つ。
いつもハラハラな東京の連続障害、今回もルールプロスパがバランスを崩して後退するが、デンコウオクトパスは飛越も終始危なげない。
勝負所からプライドイズハートがピッタリと直後をマーク。京都のオープンを65㎏で使って見せ場を作り、東京に戻って斤量を軽く感じさせるマジックを使って?62㎏で快勝した馬。
最後は力尽きたが、高齢の実績馬で、重賞でも見せ場を作りに行く山本の騎乗はなかなか魅せてくれた。
直線の置き障害⇒騎手からするとこれが一番怖いらしいのだが、デンコウオクトパスは先頭に立ったままここも危なげなくクリアすると、内目を真っすぐに駆け抜けて快勝。
北沢は見事代役を果たした。
2着にはここも人気薄で柴田大知が外から飛んでくる。
的確に馬の資質を見極めて能力を引き出す⇒それが平地、障害を問わないという所がすごい。脱帽。
さて今日は大井で優駿スプリント。
このブログでもすっかりおなじみのチャンピオンヤマト、ゴールドキャヴィア、コウヨウタレイアといったメンバーが集結。
川島のオッサンは、今回ゴールドキャヴィアの鞍上に復帰を果たした天才御神本訓史を起用してきた。
スピードが勝ちすぎたこの馬に、オッサンはあえて長い距離と強力メンバーで経験を積ませて来た可能性がある。
無論この1200は絶好の舞台、御神本がどう乗りこなすか楽しみ。
真島が続投するコウヨウタレイア、好位からの競馬で1200連勝中の的場文男オゼキングもトライアルと同じ時計で勝って来たし、ユングフラウ賞2着のレイモニも走破圏内。なかなか面白いレースになりそうだ。
しかし、勝つのはもちろん、一番人気必至のアクアライデンの子チャンピオンヤマトと戸崎圭太に決まっとるわぃ!
と放牧地の女王シュンレイカに誓って自分は信じているが…?