ジャケットはダサいけど中身が猛烈に面白いブルックリンの4ピース、ZSのアルバム。何が凄いかって、ジャズでミニマルやってる感じと言えばお分かりいただけるだろうか。軋んでいるような、それこそ奏者の血肉がガタガタいってるんじゃないかと思えるようなロックを演じつつ、ジャズの即興性がぶち込まれてるのです。さらに冗談みたいなヴォーカルとクラウトロックもびっくりのミニマル。何ですかこれ。聴き手が理解する暇を与えないくらいの、慌しくもセンスに溢れていて目まぐるしい展開。

独特とかそういう範疇を超えて唯一無二かも。僕の62ビットくらいの脳みそではジャズ+ミニマルとか寒い言い方しかできないんですけど、これまさに聴くロールシャッハテストで、聴き方のリテラシーが問われると言うか、完全に聴き手を煽ってくる。今年の名盤認定2枚目。


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