A Place To Bury Strangersのデビュー・フルアルバム。NYで最もヴォリュームを下げて聴きたいバンドと言われているんですよ、とか紹介されたのだけどこれはむしろフル・ヴォリュームで聴きたいサウンド。何だノイズかよ、って違うんですよ。デカいフィードバック・ギターで轟音出して、「見ろ!俺の音が1番歪んでる!」的な、90年代初頭のRideとかSwervedriverとかが、がっちり正面向いてロックをやっている雰囲気。格好良い。

そう、インディーとか轟音ってこれだった。少なくとも僕にとっては。直球でJesus & Mary Chainな音を、30過ぎたおっさんたちとかではなく、NYの若者が演っている。イギリス人にはきっと恥ずかしくてできない。皆シューゲイズになってしまうだろう。ビリー・コーガンとアラン・モウルダーとリード兄弟がニヤニヤして見える。ちょっとは痩せろよお前ら。それはともかく、やっぱりアメリカって凄い所だと思いました。


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