7月10日。チベット滞在6日目。
早朝、外の空気は寒さでピンと張り詰めていた。
青森の冬みたいで、実は好きな空気感だったりして。笑
今日は標高5000mから2000mくらいまで一気に下っていきます
舗装されていない道をひたすら走り続けるのです
大平原のど真ん中を走ってる感覚。
遊牧民が羊やヤギと共に大自然の中で生きている様子。
手が届きどうなほど近い、真っ青な空と真っ白な雲。
人間の手が加えられていない、完全な大自然の姿。
のどかで、優しくて、温かくて。。。
自分の存在が本当に小さく感じちゃいました。
大自然の恵みがあちこちで見られるチベット。
山から湧き出した水が滝となって、あちこちから流れ出してるんです
空になったペットボトルを手に、その滝の水を汲みに行ってみたり☆
これぞ本当の取りたて自然のミネラルウォーターなりヾ(@^▽^@)ノ
やっぱり美味すぃ~~~~
チベットとネパールの国境近くの『ダム』という町が今日の目的地なんだけど
ここまで順調に来ていた旅だけど、ダムまで残り10kmという所でハプニング発生
前方で道路の舗装工事をしているとかで足止めをくらってしまった
うちらの車の前にはすでに何台もの車が止まってた。
彼らは一体どのくらい前から待ってたんだろう・・・
通れるようになるまであと1時間くらいという話。
とりあえず車の中でトランプしながら待ってみたけど、やはり1時間経っても全く動く気配は無し。
いつになるか全く検討もつかないし、ただ待ち続けるのも暇だってことで、
でっかい荷物だけ車に残してうちら4人とガイドのジャムツーは歩いてダムに向かってみることに決めた
歩いて工事しているエリアを通り抜けていくわけだけど、
そのエリアにはたくさんのテントが張ってあって、工事して働いてる人達が寝泊りしてるんです。
そこで見たものは、のんきにトランプして盛り上がってる中国政府の軍人達。
たくさんの人達が工事が終わるのを待ち続けている事なんて、まるで知らんぷりかのように
ヘラヘラ笑いながらトランプ・・・
裸でシャワーしに歩き回ってたり、のんびり談笑しながらご飯食べてたり・・・
信じられない光景でした。
実際に作業して頑張っていたのは数えるほどで、
きっとその軍人達の指揮の元で働くチベットの人達だったんだと思う。
軍人達、もっとしっかり仕事しろよぉーー
て、本当に呆れたよね。
辺りは雲なのか、霧なのか分からないけどとにかく真っ白になっちゃって
視界が悪い中、5人で歩き続けました。
歩いていると、やっと通行できるようになったようで、うちらのランクルが追いついてきた!
ということで、再びランクルに乗り込みダムまでひとっぱしり
やっと、本日の宿に到着したってわけです。
今晩は、チベット最後の夜。
つまりは中国最後の夜。
1ヶ月に渡る、長~~い中国もとうとうこれでお別れです。
振り返ると、ホントに色々あったなぁ・・・
信じられない衝撃をいっぱい味わったなぁ・・・
ちょっと、精神的に強くなった中国滞在だった気がします。笑
ということで、今日はガイドのジャムツーもドライバーさんも一緒に、
6人でご飯を食べ、話に花を咲かせてにぎやかに過ごしました
明日は、いよいよ国境を越え、ネパールに突入しまっする(`・ω・´)ゞうしっ!