通称名は犯罪の温床になり得るのか? | 文武両道を目指す!~ペンは剣より強し~

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先代の白頭山は格闘家ですが、勝手に二代目を襲名した白頭山は文筆で勝負します。

在日は通称名を持っていることがある。

僕は今まで通称名を使用したことは無いが、祖父や父は商売の関係上、通称名を使用していた。

1980年代初頭まで、通称名を使用しないと銀行口座作成を拒否される時代であったからだ。

関西電力などの契約にも、日本式氏名を使用していないと契約できないと反故にされかけたこともあったという。

このように、日本に生活する上で受ける差別を避けるために、使用せざるを得なかった経緯もある。


今も通称名を使用せざるを得ない方、通称名の方が慣れているという方もいる。

一部では実しやかに「差別を避けるためにある制度」と言われているが、決してそのようなものではない。

実際のところは、差別を受けるから使用せざるを得ない類のものであると思っている。

言い換えれば、日本社会における在日に対する差別が存在する一つの証拠である、と断言していいのである。


尚、父は商売関係以外は本名を使用していたし、今も本名で生活している。
僕が勝手に二代目を襲名している「白頭山」の初代も、通称名で紹介されている。

このページ の筆頭に載っている人こそ、初代・白頭山であり、僕の大伯父だ。

本名は「清水泰潤」となっているが、これは通称名である。

「清水」は、祖父も父も使用していた通称名である。


一般的に通称名とは、外国人登録証にも記載される日本式氏名である。

しかし、外国人登録法 などでは、通称名を外国人登録証や住民票に記載することは義務とされていないのである。

法律上で求められている登録事項は「氏名」と書いているだけであり、本名や通称名の指定は無い。

尚、僕は今まで本名しか登録していないが、そのために役所などからお咎めを喰らったことは無い。

即ち、通称名は必ずしも必要ではなく、在日全てが有しているものではないのである。



尚、総務省から出されているPDF では、通称名の扱いについて書かれている。

ここの外国人登録制度における通称名の取り扱いの項目をご覧頂きたい。

実務上の取り扱いとして、通称名の扱い方を明記している。

これを転記してみる。


○実務上の取り扱い

通称名は外国人登録原票の登録事項ではないが、

①氏名と同様に、社会生活上の個人を特定、識別できる効用があると考えられていること

②外国人の社会生活上の利便性を考慮して、行政運用では本名に併記する形で登録を認めている。

・通称名は1つに限られる。


○判断基準について

・通称名が社会生活上日常的に用いられていることについて、立証資料(勤務先又は学校等の発行する身分証明書、通称名で受領している郵便物等)で使用実態の確認ができれば、本名と併記する形で通称名の登録を認める。


ここで見ても、通称名は使用実態が確認できれば認めるという判断であり、通称名の登録や使用は義務ではないことが分かる。

また、通称名は1つであり、本名と併記されるのだ。

実際に知人の運転免許証を見ると、本名と通称名が併記されている。


ここで言えることは、名前を本名と通称名を使い分けていたとしても、公的な身分証明書は1つしかないということだ。

そして、本人が特定できるものと総務省が明言している。

故に、通称名を使い分けて正体を隠した上で銀行口座を複数作成し、マネーロンダリングの温床にしているという在特会等の訴えは、そんなことできっこないことが証明されるのである。


まあ、通称名をいちいち変更したら、複数の名義で銀行口座が作成できなくは無いね。

但し、銀行口座作成の時に行われる本人確認で、銀行側が控えている記録と照合すると、同一人物だとばれるよね。

運転免許証や外国人登録証明書を提出すると、裏面に変更事由が明記されること位は知っておられると思う。

通称名を変更しても、本名は同じであり、そんな小細工は相手に筒抜けなのである。

残念ながら(笑)

それでも、こういう方法でマネーロンダリングを試みる者がいるならば、それはもはや個人の常識力の問題であると言わざるを得ず、在日全体に当てはめるものではない。



そして、犯罪を犯した在日は通称名でしか報道されないということも目にするが、そんなことはあり得ない。

僕が仮に犯罪を犯すと、通称名が無いのだから、本名でしか報道されないけどね。

父まで使用してた「清水」姓で生活した実態なんか、36年の人生で1日たりとも存在しない。

前述の通り、仕事以外では、父は本名で生活しているからだ。

そんな本人と特定できない名前は、総務省の定義からしても、たとえ犯罪者として報道される側になっても使用することは無いだろう。

この点については、僕の予測であるが、犯罪者は全て在日という決め付けを正当化させるために、GKG諸君が捻り出した屁理屈だと思っている。


え?そんな筈は無いだって??

残念ながら、産経新聞ですら在日を本名で報道しているんだよね。

まずは この記事 だけどね。

産経新聞の記事でyahooに出ている記事だけど、秋良連合会会長は本名だよね?

これは通名なんかな~??


次いで この記事 だよ。

同じく産経新聞の記事で、yahooにも載っている記事だけど。

これまた在日であり、本名だよね??

違うかな?????


そして、どうしても違うと言いたいなら、許永中氏や金嬉老氏らの氏名が通称名であることを証明して欲しい。

できるかな~(笑)



尚、通称名の由来については、戦時中の創氏改名が起源とされているものもあり、この説が有名ではある。

しかし、明治時代に朝鮮半島から来日した人も日本式氏名を使用していたことが知られている。

(以上 三一書房 金一勉著 朝鮮人がなぜ「日本名」を名乗るのか より)


こういう点もこれから触れていきたいが、今回は犯罪という観点などを中心にしたため、詳細は割愛する。

諸説あるが、通称名に関しては、現在ではこのような現状であることを知って頂きたい。

また、通称名に関する話は、今回は特に氷山の一角しか論じていない。

この問題については、切り口を変えていけば、全体像はもっと複雑であることも最後に書いておきたい。