いまだに前に進めないでいる・・・・・・・・
やっぱりハルさんの存在は俺にとって大きすぎたみたいです。
やっぱり、やっぱり・・・・・・早すぎる
しかも何も言わず突然に。
宗二さんもそうだったけど・・・ハルさんも何も言わず突然いなくなってしまった
頭では解ってても心が動かない。
時間が経つにつれて思い出が溢れ、時間が解決してくれるはずが・・・・・・
時間が経つと経つほど思い出に飲まれ辛さが増す。
まさか、これほどとは・・・
口で言うほど簡単じゃないことが改めてよく理解できた
ハルさんも生前は、この状況の中で自分の心と闘っていたんだろうな
だからといって忘れることなんかできない
今も癒えることなく悲しみに苦しんでいます・・・
週に最低2回は真美さんと美香さんに会いに行っている・・・
美香さんも今でも苦しんでいる。
宗二さんを失ってハルさんがずっと支えてくれていたようだ。
その精神的な支えであるハルさんまでも失って、相変わらず元気がない。
笑うこともない・・・・・・
やっぱり相当ショックだったようで、幼馴染みがいなくなってしまったことに悲しんでいる。
小さい頃の3人の思い出が溢れ泣き、それの繰り返し・・・・・・・・・・・・・俺と同じく悲しみに苦しんでいる。
俺と同じく頭では解っているようですが・・・・・・・今は仕方ないのかもしれません。
真美さんも・・・・・・・俺や美香さんと同じ。
あまりの落ち込みように、かける言葉がないとは正にこのことで・・・
でも・・・・
そして、こんな会話をした。
「ねぇ真美ちゃん・・・・・・元気でいないとさ、ハルさん安心して眠れないよ?だから・・・」
こんな声をかけると・・・・声を荒げて「そんなことは解ってるよ!」と俺の話の途中で遮ってくる・・・
「だよね・・・解ってるよね・・・・・・・俺も同じだからよく解る。ごめん」
「でも・・・・・・それしか、かける言葉がなくてさ・・・・・・・ごめんね」
そうすると真美さんも「わたしの方こそ、ごめんね・・・」と返してくれた。
よくよく考えてみると、俺の方こそ・・・・癒されたくて救ってもらいたくて助けてほしくて・・・・
美香さんや真美さんに会いに行ってたのかもしれない。
きっと、そうなんだろう・・・
こんなことを考えてると・・・・無意識にこんな言葉がでた。
「ねぇ真美ちゃん。こんなときハルさんなら何て言うんだろうね?・・・・・」
真美さんは少し考えたあと、こう答えた・・・
「気の済むまで悲しめば、いいんじゃねぇ?」
「焦って前に進む必要もないだろう?悲しくて苦しくてもいいじゃん!自分が納得できるまで立ち止まってたっていいじゃん!」
「なぁ気楽に行こうぜBABY」
ハルちゃんなら、お気楽だからこんなこと言うんじゃない?
その瞬間・・・俺と真美さんはハッとして顔を見合わせて声を出して笑った。
そして、こんな言葉を真美さんにかけた
「ねぇ真美ちゃん!そのハルさんが言う『気楽に行こうぜBABY』って言葉に何度救われた?」
すると真美さんが「何度も救われたよ!」
「俺も、どんだけその言葉に救われたか・・・」と返した。
ハルさんが言う『気楽に行こうぜBABY』は・・・・・・その意味はとても重く、そしてとても心が軽くなる魔法の言葉である。
そして色々な意味が込められている・・・・・・・・
こんな状況で・・・こんな精神状態で・・・・気楽に考えられるはずもない!
でも無理にでも気楽に行こうとして打開して行く言葉だ!
ハルさんの、この言葉を聞くと自然に心が軽くなったような気がした。
そして真美さんが言った・・・・
「もう、いないハルさんに・・・・ハルさんが言ってた言葉に・・・・また助けられちゃったね」
俺は笑顔で「うん!」と答えることができた。
その話を横で聞いてたハルさんの娘Kが涙を流し少し微笑んだ・・・
しかし、まだKから言葉はでなかったけど少しだけ笑えた。
Kの中で少しでも前進できる心の動きがあったと祈りたい。
真美さんが言う。
「ねぇT,Sちゃん。ありがとう!少しだけど軽くなったような気がする!まだまだ時間はかかりそうだけどね」
俺も少しだけど心が軽くなったような気がした。
同じく、まだまだ時間がかかりそうだけど・・・・
無意識に出た言葉が・・・・なんか空気を和ませた。
そして・・・・すぐ美香さんにTELして「気楽に行こうぜBABY!」って言ってやった。
美香さんは「いきなり何なの?」と笑いながら答えた。
真美さんとの会話を説明し、経緯を説明してたら「ありがとう!その言葉思い出させてくれて」って美香さんから穏やかな声で言われた。
やっぱりハルさんって・・・・・・・・・すごいわ!
いなくなっても影響力発揮してるじゃん(笑)
ハルさんが天国から「笑え!」って言ってるのかもしれないな・・・・・