バラードのスパルタンXなんか聞きたくない。
プロレスリングノアの三沢光晴選手が亡くなりました。
未だ信じられません。
彼を初めてテレビで見たのは1984年。
2代目タイガーマスクとして登場しました。
身長185cmという大型の虎で、初代のイメージでジュニアの試合をするには身体が大きすぎるため、初代ほどのインパクトは出せませんでしたが、ヘビーに転向してからは鶴田、天龍、ハンセンなどトップレスラー相手に凄みのある試合を続けました。
一度だけの長州力戦ではサソリ封じで長州を翻弄し、レッグラリアートは信じられない打点の高さで当時全盛期の長州力をあと一歩まで追い詰めました。
猛虎七番勝負ではテッド・デビアスをジャーマンで破り、当時世界チャンピオンのリック・フレアーに挑み(ノンタイトル)、天龍の額に靴紐の痕が残るキックを見舞い。鶴田とエースの座を賭けて闘いました。
ただ一度だけ挑戦したNWA世界ヘビー級選手権では当時の王者リッキー・スティンボートを技、スピード、パワーで上回っていましたが、当時タイガーのヒザは限界を超えていてこの試合を最後に手術が決まっている状態でベルトを獲れるほどプロレスは甘くありませんでした。
そして天龍がSWSへ移籍した直後の東京体育館のこけら落しで三沢は虎の仮面に別れを告げます。
素顔の三沢はジュニア時代の華麗な技を捨て、みんなの知っている『エルボーの貴公子』として、右肘に磨きをかけます。
この決断は先輩ジャンボ鶴田が内密に人を介して伝授したそうです。
そして日本武道館での『ジャンボ鶴田vs三沢光晴』の世紀の一戦へとつながっていくわけです。
天龍が去った全日本には鶴田と互角に勝負できる日本人選手はいませんでした。
鶴龍対決と較べると三沢の身体はあまりにも小さい。
鶴田のジャンピングニーを三沢では受け切れない。
でも、身体のサイズを補って余りある気迫が覚悟がまさかの鶴田超えを実現させました。
あの日の『スパルタンX』は忘れられません。
日本武道館から飯田橋駅までの『三沢コール』『馬場コール』『鶴田コール』『全日本コール』はいまでも耳に残っています。
その後、超世代軍として社会現象になるほどの熱い戦いをファンに見せ続けてくれたのは言うまでもありません。
馬場さんが涙した川田戦。
人間の限界を超えた小橋戦。
これ以上ない夢を魅せてくれた武藤戦。
あのエルボーも、タイガードライバーも、エメラルドフロウジョンも、そして眉毛ワイパーも
もう見る事が出来ないなんて・・・
この現実を受け止める事がとても出来そうにありません。
いつも、勇気を与えてくれた三沢エルボー光晴。
君がいて、僕がいる。
込み上げてくる気持ちにしか出来ない事がある。
『スパルタンX』が聞こえてくる。
未だ信じられません。
彼を初めてテレビで見たのは1984年。
2代目タイガーマスクとして登場しました。
身長185cmという大型の虎で、初代のイメージでジュニアの試合をするには身体が大きすぎるため、初代ほどのインパクトは出せませんでしたが、ヘビーに転向してからは鶴田、天龍、ハンセンなどトップレスラー相手に凄みのある試合を続けました。
一度だけの長州力戦ではサソリ封じで長州を翻弄し、レッグラリアートは信じられない打点の高さで当時全盛期の長州力をあと一歩まで追い詰めました。
猛虎七番勝負ではテッド・デビアスをジャーマンで破り、当時世界チャンピオンのリック・フレアーに挑み(ノンタイトル)、天龍の額に靴紐の痕が残るキックを見舞い。鶴田とエースの座を賭けて闘いました。
ただ一度だけ挑戦したNWA世界ヘビー級選手権では当時の王者リッキー・スティンボートを技、スピード、パワーで上回っていましたが、当時タイガーのヒザは限界を超えていてこの試合を最後に手術が決まっている状態でベルトを獲れるほどプロレスは甘くありませんでした。
そして天龍がSWSへ移籍した直後の東京体育館のこけら落しで三沢は虎の仮面に別れを告げます。
素顔の三沢はジュニア時代の華麗な技を捨て、みんなの知っている『エルボーの貴公子』として、右肘に磨きをかけます。
この決断は先輩ジャンボ鶴田が内密に人を介して伝授したそうです。
そして日本武道館での『ジャンボ鶴田vs三沢光晴』の世紀の一戦へとつながっていくわけです。
天龍が去った全日本には鶴田と互角に勝負できる日本人選手はいませんでした。
鶴龍対決と較べると三沢の身体はあまりにも小さい。
鶴田のジャンピングニーを三沢では受け切れない。
でも、身体のサイズを補って余りある気迫が覚悟がまさかの鶴田超えを実現させました。
あの日の『スパルタンX』は忘れられません。
日本武道館から飯田橋駅までの『三沢コール』『馬場コール』『鶴田コール』『全日本コール』はいまでも耳に残っています。
その後、超世代軍として社会現象になるほどの熱い戦いをファンに見せ続けてくれたのは言うまでもありません。
馬場さんが涙した川田戦。
人間の限界を超えた小橋戦。
これ以上ない夢を魅せてくれた武藤戦。
あのエルボーも、タイガードライバーも、エメラルドフロウジョンも、そして眉毛ワイパーも
もう見る事が出来ないなんて・・・
この現実を受け止める事がとても出来そうにありません。
いつも、勇気を与えてくれた三沢エルボー光晴。
君がいて、僕がいる。
込み上げてくる気持ちにしか出来ない事がある。
『スパルタンX』が聞こえてくる。