ネカフェ難民について | エドモンド☆中村 必殺!白翼の裏帳簿

ネカフェ難民について

派遣会社ってあるじゃないですか。

派遣の職種が規制緩和されたニュースを聞いた時、日本経済の凋落を感じたわけですよ。


今、私は運良く、派遣会社とは縁の無い職種に再就職できました。

しばらく、テレビも見れない日々が続きましたが、少し落ち着いて来て、ニュースくらい見る時間が取れるようになってきました。

そこで目に入ってきたのが「ネカフェ難民」です。

今の若者には勤めたくても勤める会社が無い。

某国立大学の面接試験で

「ウチを卒業しても就職先は無いですよ」

と言われたという話を思い出しました。


その昔、○イエーの当時の社長が「価格破壊」とか馬鹿な言葉を発した際、私の勤めていた会社の大取引先のバ課長が馬鹿の一つ憶えでその言葉を繰り返し、同じ仕事をしても売り上げが10分の1くらいになったわけです。

そこで、会社もスグ取引先を変えれば良かったのですが、社長がその取引先の出身だったのでそういう訳にいかず、会社は倒産しました。


私はUターンして実家にもどり、地元の工場に勤め始めた頃、その派遣会社が普及しはじめたんですよ。

ベテランの社員のクビを切り、給料の昇給は絶対無いと工場長は言い切り、社員数を減らして派遣社員を増やし経費削減を図る。

日本中の大半の工場がその経営手段を執り、工業団地は全て派遣社員になりました。

明日、何の仕事をするかわからない。頑張った先に何の約束も無い雇用形態の工業団地です。


熟練した作業員がいないのですから良い製品が出来るハズはありません。

設計ミスも手伝って、不良品の山が生産されて行きます。

この製品が全国に出荷されたらとんでもない事になる。

私は設計部に進言しましたが、聞き入れてもらえません。品質管理部も相手にしてくれません。

彼らもヤル気を無くしていたのです。

もともと、好きな業種ではなかったので、私はその会社を辞めました。


そして、ハローワークで現代社会の惨状を見たのです。

派遣会社以外の募集が無い。


仕方なく、そのうち一つの面接を受けました。

給料は勤めていた会社より10万円ほど、良かったのですが、その仕事内容にビックリ。

工場長の仕事。作業員のマネージメント、給与計算、品質管理、生産管理その全てを一人の派遣社員にさせようとしていたのです。その工場は、聞けば誰でも知っている有名メーカーです。


私にはとても出来る仕事ではなかったので、辞退しました。


それから、しばらくして、電話が掛かってきました。

「○○の設計できますか?」別の派遣会社からです。


私「は?」


何でも、設計部の人間を全て解雇し、派遣業務に委託してきたメーカーが有ったそうです。

私の馴染の店にその設計部の人間が通っていて、マスターに「田舎に帰るからお別れに来ました」と来た人がいたとか、マスターからその話を聞いて、

「ああ、私の所にその後釜のオファーが有ったよ。出来る訳ないから断ったけど」

マスターもあきれていました。

もう、そのメーカーの製品を買う気にはなれません。

今、その工場がある街は死んだようなありさまです。


そこで、本題に入ります。(随分長い前置きだな)

今の、若者は絶対数が少ないんです。


昔、10クラスあったマンモス校が今は1クラスとか平気で聞きますし。

私の職種は人手不足なんですよ。


もし、職が無くて悩んでいる方がこのブログを読んでいたら、

メールください。

全ての人に対応できる訳はないのですが、

もしかしたら、

良い、ご縁があるかも知れません。


つづきます。