明日、2015年1月17日

阪神・淡路大震災から20年だそうです。

テレビはどの局もここ一週間この話題でもちきりです。


私は今年27歳、ずっと大阪在住です。

20年前のあの日、私の家も神戸ほどではありませんが被害を受けました。


当時、私は小学校へ上がる直前。家は団地の高層階。

私は2段ベッド(的な、下の部分が学習机のタイプのやつ)の上に寝ており、

父、母、妹はベッドの近くに布団を敷いて寝ていました。


そして、あの時間。

私ははじめまったく気づいておらず爆睡していました。

すると母がものすごい声で私を呼んでいるのが聞こえました。

うっすら目を開け、脳は半分寝ながらゆっくり状態を起こすと、すぐに目が覚めました。

(当たり前ですが)かつて経験したことのないぐらい揺れているのです。


たぶん、ものごころついてから初めての地震がそれだったのです。
まだ6歳。それが地震とは解るわけもなく、ただベッドから降りようとしてもまともに動けない状況に恐怖が込み上げてきました。


母も私をベッドから降ろそうと必死で動こうとしましたが、立ち上がることすらできていません。
揺れている時間はものすごく長く感じ、一人ベッドの上で孤島に取り残された気分でした。


父は危うく、布団近くの大きい洋箪笥の下敷きになりかけていました。
間一髪で支え、妹も母も潰されずに済みました。


ようやくいちばんの揺れがおさまったところで、ベッドから降り、テレビをつけて家族で固唾をのみながら画面を見守っていました。
余震も何回もあって、もう死ぬんじゃないかと思ったぐらいでした。
日が昇って、ダイニングを見に行くと絶望的にぐちゃぐちゃになっていました。
ありとあらゆるモノが飛び出し、食器棚から食器が全部落ちて破片が飛び散っていました。
幼いながらに「もうダメだ、終わった。」と思いました。


当然、保育園は休園。

その後も余震に怯える日々を過ごしたのです。