実は、去年引っ越してきてからNHKの受信契約をしてしまいました。

普段の私の感じであれば、とにかくドアを開けずに「帰ってください」の一点張りで追い返す、

という中学生でもできそうな対応をできたと思うのですが、契約してしまいました。


ある日の平日夕方、ピンポーン♪となったのでオートホンで出てみると、

「NHKですが、云々。。」

(何と言っていたのか忘れましたが、契約という言葉は出さずにうまいこときました)


今までは実家暮らしで、NHKの訪問に遭遇したことがなかったのですが、何となく料金の支払いを求めてNHKの奴らが突然来ることがある、ぐらいの知識はありました。


それなのに、なぜかそのとき、警戒心がまったくわかず、オートロックのエントランスドアを開けてしまったのです。

この時点では、まだ、えらい目に合うことは防げたのですが、当然の如く1~2分後、家の前までピンポーン♪ときて、そのときどうかしていた私はドアを開けてしまったのです。


開けると、特に強面とかではない、普通のおっさんが優しい口調で、契約になだれ込むマニュアル的な言葉を連ねてきたのです。


「最近、引っ越されてきましたよね。何度もお伺いしてるんですが、誰もいらっしゃらなくて」

(当たり前だろ、旦那も私も仕事してんだよ。)


「テレビ見られてますよね?何台あります?まだ、契約されてないので、本日契約していただきたいんですが」


私も、かわそうと思って色々わけのわからないことを言ってみたりしたのですが、拉致が明かず押し問答状態。


私 「今、主人がいないので、私だけでは契約とかできないんで、後日にしてもらえますか?」


「いえいえ奥さん、ご主人が居なければ契約できないとかないんで。奥さんここに住んでるんですよね?ここに人が住んでいると確認できたので、契約してもらわないといけません。私も契約してもらうまでは帰れません。」とまくし立ててきました。


「帰れません。」と言われた時点で、さすがの私も怖くなって、しぶしぶサインすることにしました。


サインしながら、「支払い用紙が来るんだから来てもとりあえず払わなければいいんだ。」

とか思っていると、なんと支払がクレジットカードか口座引き落とししか対応していないとのこと。


クレジットカードはさすがに支払の回避ができないので、使わなくてもいい銀行口座を記入することに。

でもここで、ハンコが要るとなり、とっさに「最近名字が変わったのでハンコとか今持ってません。実家です。」と苦し紛れの言い訳をして拒否しようと試みました。


すると、「大丈夫ですよ、キャッシュカードを通す機械をもってるんで、それで口座の確認とれますから、ハンコなくても大丈夫です。キャッシュカード貸してください。」

と言い、キャット端末のような機械を取り出しました。


この時点で、ものすごく胡散臭くなってきて、個人情報の取扱いとか大丈夫なのか?とか聞きまくりました。

カードの情報が読み取られて、悪用されでもしたら。。。と思うと怖くて、

「あ、カードも持ってません。実家なんです。実家と行き来してて。。」とまた苦し紛れの言い訳。

すると、「いやいや、それじゃあほかの支払とかどうしてるんですか?」

とか色々言ってきて、まったく帰る気配もないので、そのまま、キャッシュカードを渡し、契約書も書いてしまいました。