11月に帰国した時に、両親の本棚をみて、ふと気づいた。「母はADHDだったのでは?」と。

 

母が買ったと思われる本も半分くらいある。でも読んだ形跡も開いたことさえない物ばかり。ADHDの子供は集中力がないので、完読できないことが多いと。私の友人50歳でADHDだけれど、本棚には本がいっぱい。でも1冊も読めたことがないと言う。


注⚠️: ADHDの人は成功する人も多く、社交性がある。この友人も世界銀行に長年勤務しながら、自分でボランティア団体を作りスピーチやインタビュー依頼も多々。


私が幼少時、母は父の仕事をタイピストとして手伝うことになったが、タイプに集中できず1日2ページくらいしか出来ない。自分には向いていない、と癇癪を起こしてタイピスト職は終わる。社交は得意なので友人と美味しい店で待ち合わせて、ランチして帰宅していたそう。

 

証拠の第2は、弟がやはり本が読めない。新聞や薄い説明書などは読んでいる。字が読めないのではない。昔から忘れ物が多くて、IQが低いのかと思っていた。友達も多いけれど、集中できないので成績が悪い。大学を卒業したのは奇跡的。しかし、好きな仕事に就いて、それ以降は順調にやっている。敵を作らないタイプ。

 

母の話に戻ると、、、認知症テストは満点だったので、痴呆ではない。でも、父のケアマネージャーさんやリハビリの人など6名いらして契約する日、母も一緒に署名するはずが、ご近所さんと外で話している。


家に戻ってきたかと思うと、契約の話が進んでいる中、「頂いた焼き立てケーキを皆さんに出したいのよ〜」と切って出そうとする。「コロナ感染予防のため、飲食は固くお断りしています」と言われているのに。昔からこの調子。


パンを買いに行ったら、途中でご近所さんにパンを全部あげてしまう。まったく!と思う場面がたくさんあった。

 

父はじっくり本を読んで、さらに本に何度も付箋やハイライトを付ける真逆のタイプ。地震の時でさえ読み書きに集中。私はどちらの血を引いたのだろうか。