長期療養していた同僚が先週亡くなった。職場では二人組だった一人。

 

台湾に医師と看護師さんを連れてベッドごと帰国したのが9月。少し良くなったと聞いていた。

指も動くようなり、携帯でタイプできると。まだ化学治療を受けていた。今月、58歳になったばかり。

 

心で覚悟はしていたけれど、やはり涙が出る。なぜか?

それは彼女が苦しんだ期間が長かったから。そして友人だった期間が長かったから。

 

その日は早めに帰宅し、秋の夜長、ロンドンで買ったローズティを入れる。

このお茶は、カフェインが多分入っていないと思う(カフェインの有無は書かれていないのはイギリスだから?)

 

 

ハイビスカスやすみれも入っている。お湯をそそぐと綺麗なピンクになる。

彼女がポジティブだったのは抗うつ剤からで、数週間や数ヶ月のために苦しい延命治療するのがベストか疑問。医療機関や医師たちは、そうするしかないのかな。

 

上司は自宅勤務にして、束の間ガーデニングをしたそう。お庭の土を触ると心が落ち着くと言う。

人間は土に帰って行くから。それぞれの心の中での送り方。

 
仕事は幸か不幸か、経営陣や海外オフィスと直結しているため、心がこもったメールが来る。
世知辛い会社に慣れていたのか、テレカンでしか会わないメンバーの優しさに思いを馳せる。

(そして、こんな時に週レポのプロジェクト名が1つ違う、と言ってくるのは、最近戦争になっている国の出身。いつも被害者だもんね。)