パリから地元の新幹線で、またロンドンへ。帰りの飛行機がロンドン発なので。

 

翌日、待望のヨークシャーへ。

キングスクロス駅からヨーク駅まで2時間の旅。最終駅がスコットランドのエジンバラなので、結構な乗客がいる。

 

ヨーク駅でガイドのハワードさんに会って、色々まわってもらう。

 

ここに来た目的はBBCシリーズの「All Creatures Great and Small」の原作の地。

ペンネームはJames Harriottだが、本名は下の写真のとおりSinclair獣医。表札の下には古いベルが。

イギリス人なら、誰でも知っていると言われる獣医さんの生活を書いた本が原作で、そこからBBCが何度もドラマ化した。

 

 

テレビでは何のことか最初わからなかったが、当時は電話に出る時、住所を言っていた。

 

薬の部屋。今も残してあった。

 

 

 

私はイギリス人の友人から本を勧められたが、2021年分からのドラマ配信で、自然の豊かさと厳しさ、特に獣医として農場の家畜の伝染病など厳しい現実が待っている。そして、当時のイギリス時勢(第一次大戦から)で若い獣医も騎馬隊の保護などに参加しなくてはならず、毎回のエピソードが人間ドラマあり、イギリスのご時世や風習ありで面白い。

 

獣医さん家族が暮らした家。2階では主題歌がかかっており、それを聞いただけで涙が。

Mrs. Hall(ミセス・ホールと呼ばれるお手伝いさん)が徴兵された息子に会いに行くシーンや、若き雇われ獣医時代にクリスマスに犬と一人でお屋敷に住む女性に会いにいくシーンなど、思い出しては涙が。本当に心温まるドラマ。

 

イギリス人にその心がずっとあるといいなぁと思いながら後にする。

 

 

 

 

ランチは、このドラマのロケがある小さな街のDevonshireというレストランで「ヨークシャーパイ」を頂く。

サクサクのパイ生地の中は牛肉と玉ねぎ。マッシュポテトとグリーンビーンズが添えてある。美味しかった!

 

このスクエアがドラマの舞台。医院もちょっとしたお祝いがあるときに利用するパブも、全てここ。

夏はお花が沢山植えてあって、ブティックなどもある可愛いヨークシャーデールの街。

 

 

 

帰りの電車まで時間があったので、早足で駅の周りを見た。ヨーク・ミンスター。

想像以上の大きさ。英国教会のパワー。

 

 

 

最後の日、フライトが夕方だったので、ロンドンにいる友達にNotting Hillの青空市で会うことに。

 

これが目印。ロンドンのど真ん中に引越したばかりの彼女。いきなり洗濯機が壊れ遅くなったのでコーヒーだけ一緒に。

 

息子くんの学校で吟味して決めた学区なのに、最優秀に選ばれた「女子校」の学区だったらしい。でも、ロンドン生活、楽しそう。一度住んでみたい。