この近辺の学校は8月半ばから新学期。他所の学区や州に比べて3週間早い。この3週間が重要らしい。


10年以上住んでいる小さな町は大学がある。大学関係者や大手の創業者も在住し、ザッカーバーグやジョブスもレストランや車から見かけた。シリコンバレーで働く家族持ちにも人気な理由のひとつに、公立校が良いことが挙げられる。夏休みは8月15日で終わり。高校生は去年まで授業は朝7時台から始まり(これは緩和された)、ゆとり教育は存在しない。公立高校は2つあり、有名私立校より共通テストの点数が良いらしい。生徒全員、Googleから無料でラップトップが配られている。約2100校ある、カリフォルニアの公立高校ランキングのトップ50に2校とも入っていたが、大半はロサンゼルス郊外の学校。


日本のW大学やK大学から、わざわざスカウトも来る。


 

意外だと言われるのが、通学に高級車がズラリ、が無い。小学生から自転車通学の奨励で、親が付き添う場合は徒歩通学も。そのあたりが独特の地域。

 

しかし、数年前は電車に飛び込んだ高校生が数名。やはりストレスが原因と指摘され、それ以来、無断欠席すると10分以内に親にテキストで連絡が行く。授業着いていけない生徒や登校拒否児には、先生が家まで自転車で迎えに来てくれたり、無料のカウンセリングもある。

 

ちなみに、日本語ペラペラの歌手、クリスハートさんは、2つある高校の1つGunn High School で日本語授業を受けたらしい。黒人は今でも珍しいので、どんな高校生活だったのかな。白人6割、日本人含むアジア系4割。

 

私に子供がいたら、親子で着いていけず泣いてるかも。遅い時間でも自転車で帰る子を見ると、「頑張れ〜!税金還元してくださいよ〜」と応援したくなる。(高い高い固定資産税は、学校教育に7割以上使われる)