「四十九日のレシピ」という本を読んだ。
表紙もポップな感じだし、簡単に読んでオシマイ、と思っていたけれど、途中から「大事に読みたい本」に変わった。

生みの母を早く亡くし、育ての母が亡くなる前に「四十九日には楽しいパーティを開いて」という願いから、家庭内のちょっとした出来事も踏まえて話が進んでいくのだが、このちょっとした出来事が味があったり、家族の言葉に現実味があって自分の家族と照らし合わせたり。

そして49日までの準備にやってきた突拍子もないお手伝いの女の子も良い味を出していた。久しぶりに心温まる1冊に会えたような驚きも含めた気分。

白椿のブログ