連日蒸し暑い日が続いていますので
梅雨明けが待ち遠しいですねぇ。

さて、先日のものみの塔の記事で
統治体が平信徒の心を
巧みに操っていると思われる
文章が見受けられたので、書いてみます。


塔2014年4月15日号 P27~31では
「エホバが見守り、
気遣ってくださることに感謝していますか」
 
という記事がありました。

この研究記事には5つの要点がピックアップされて
いましたが、
特に私が違和感を覚えたのが
4番目のポイントなのです。

その要点は「試練に耐えるよう助けてくださる友」
という副見出しの部分で説明されていました。

p30~31の12節~16節にある記述ですが、
この部分では全体的に見て、
統治体や上層部が発信する
「奇妙で異例な指示」を暗黙のうちに受け入れるように
促している
記述だと私は感じたのです。


試練となる状況の一つとして
会衆内の他の人との間で時々生じる
緊張した人間関係があげられるでしょう。

その原因になり得る不親切と思える言葉に
傷付けられることもあるでしょう。

この場合どんな考え方ができるのかの説明として
ものみの塔協会の会長であったラザフォード兄弟が
同じ統治体のカール・クライン兄弟に
率直な戒めを与えた時の事が引き合いに
出されています。

つまり、
試練となる状況がなかなか終わらない場合(12節)
として、会衆内での難しい人間関係に対しても
神の組織に疑念を持たないように
わざわざラザフォード兄弟を引っ張り出している
と思います。

ものみの塔協会の会長なら、JWにとって
一番従うべき模範的な例ですので
平信徒なら右へならえすべきだ、という
暗黙の圧力でしょう。



さらに念には念を入れて
14節でクライン兄弟はこう言っています。

ある兄弟に対して恨みの気持ちを抱くと、
相手の兄弟が職務上言う権限のある事柄
述べていた場合にはなおのこと、悪魔のわなに
かかる危険に防備もなくさらされることになります


※下線は管理人


あえて「職務上言う権限のある事柄」と
付け加えることで、
長老が平信徒に助言する内容が
イジメに近いもの(あるいはイジメそのもの)で
あったとしても、平信徒がその助言に対して
何も言い返せない状況を作れる
のです。


こうして見ていきますと、
あちこちに、組織至上主義を徹底するための
仕掛けが設置してあることが
理解できると思います。

統治体は自らへの服従を絶対的な
ものにするための心理操作を行なう点で
まさに 「悪い意味での模範」 となると言えましょう(-ω-)/