今年は,なかなか涼しくなりませんし、
あちこちで竜巻や豪雨など、
異常な気候が続いております(^_^;)

さて、この前、王国宣教2013年9月号を見ていましたら、
「はあ?何これ?」っていう記事がありましたので、
感想を書いてみたいと思います。

その号の3ページには
「わたしのを読んでくれるなら,それをもらいましょう」
というタイトルの記事が出ています。


全文引用してみますと,

時折,このように言う人がいます。
わたしたちは,誤りを広める宗教文書とわたしたちの
聖書研究の手引きを交換することはしないので,
そう言われた場合,
どのように巧みに答えられるでしょうか。(ロマ1:25)

こう言えるかもしれません。

「お申し出ありがとうございます。一つお尋ねしたいのですが,
世界に見られる不公正などの問題の解決策について,
それにはどのように述べられていますか。

[答えの間を置く。
この文書を読んで答えを見つけてくださいとその人が言うなら,
わたしは内容を述べてからあなたに文書をお勧めしました,と
言える。そして,マタイ6:9,10を読むか,聖書を開かずに言う。]

イエス・キリストは,神の王国という一つの政府によって
神のご意志が果たされる,つまり世界の諸問題が取り除かれると述べています。

ですからわたしは,神の王国について述べる宗教文書だけを
読むようにしています。神の王国が何を行うのか,
聖書から幾つか見ていただけますか」。



となっています。


これは、時折野外伝道や再訪問で
JWの奉仕者が、家の人から(JWの側から見て)偽りの宗教文書を読むように言われるときの
対応策を教えている記事です。

もちろん、JW組織としては既に真理を知っており、
真理を探究すべき文書(ものみの塔文書)をもっているのだから、そんなくだらない偽宗教の文書を
受け取る(読む)には値しない、ということでしょう。

ところが、それは全くもってしてJW側の勝手な理論であり
世間一般の人には通用しない言い訳なのです。

「内容を述べてからあなたに文書をお勧めしました」と
いうのがJW側の一つの断り文句としていますが、
じゃあ、家の人がその偽りの宗教文書の内容を述べたなら
JWはその文書を受け取るのでしょうか(笑)


ここで論争になっているのは、
神の王国だけが世界の諸問題を
解決してくれるかどうか、ということではなく
対等な立場でお互いに宗教文書を調べてみてはどうか
ということ
ですよね。

しかし、JW組織の指示は
とにかく最初から他の宗教の文書は
ウイルスが付いているかのように忌避すべし、
というものなのです。

いままで散々上層部はキリスト教世界をはじめとして
様々な宗教の文献を研究しておきながら、
信者には全く正反対の事がらを指示しているのです。

逆に言えば、信者に他の宗教の文書に触れられると
まずいと思っていると勘繰られても仕方ないでしょう。

よほど「自分たちの真理」に自信がないのでしょうか。


それで、今回の断り文句にあるこのフレーズ、
「世界に見られる不公正などの問題の解決策について」
という部分は、
家の人から「あんたたちのその言い草の方が
よっぽど不公正なんじゃないの」って
突っ込まれかねないかと心配です(爆)