世間はゴールデンウィークまっただ中ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。


さて、先日
「開拓者たち」というNHKのテレビ番組を
見ていたのですが、
思わず会衆内の開拓者たち
比較してしまいました(^_^;)

旧満州へ渡って、広大な土地を耕し、
そこから自分たちの生活を築いていくのは
相当の苦労だったろうと
想像します。


では、対照的にJWの開拓者達は
どうなのか、って思うんですよね。

開拓者たちの訓練の一環として
組織は「開拓奉仕学校」というのを
1970年頃?から実施してきました。

最近では、一年以上開拓奉仕を
行った現役開拓者が、
基本的には巡回区内で、
JKや巡回区内の長老開拓者が教訓者となって
2週間の課程で教えを受けます。


現在は、開拓奉仕を一定期間(10年?20年?でしたか)
継続している人たちが、
再び開拓奉仕学校に招待され、
二度目の訓練を受けているようです。

※不肖ミディアムも、かなり前に
 開拓奉仕学校に出席した経験があります。


さて、表面上はこの開拓奉仕学校、
色んな訓練が受けられて、
さぞかし立派な開拓者になって地元会衆に戻り、
その模範的な奉仕を実践してくれるのだろうと
期待するのですが、
大半の開拓者は期待はずれどころか
逆の結果になることが多いのです(苦笑)

【注】もちろん、ごく稀に、開拓奉仕学校で得た知識を
   会衆内の野外奉仕や自発奉仕に還元できている
   開拓者もおります。



まず、開拓奉仕学校のテキストというのは
普段JWの雑誌、書籍、集会や大会で学んだことに
少し毛が生えた程度の内容となっています。

もちろん、十分予習しなければ学んでいないことと
同じになりますが、殆どの生徒たちは
毎日の授業で疲れていることもあり、
実質、普段の個人研究で勝負することになります。

それに、訓練課程で実際に野外奉仕に出るのですが、
そんなわずかな訓練ぐらいで急速に証言の技術が
向上するはずもなく、
会衆に戻れば今までの奉仕と全く変化がない状態の
開拓者が多いのが現実です。

そして、学校の課程中の食事やおやつは、
巡回区や地元の会衆が
全て負担する取り決めになっているので
「上げ膳据え膳」してくれて当然、という雰囲気に
なっている
のです。

(開拓奉仕学校に送り出した地元会衆の成員が
彼らを援助して当たり前だろ、的なオーラが存在する)


これほどまでに色んな人に負担を強いて実施される
開拓奉仕学校ですが、
さて、それで会衆全体の野外奉仕の質が向上したのか?
という話になると、
この学校に出席したから会衆内に良い影響を与えてくれた、
という話はトンと聞いた試しがありません(笑)



野外奉仕の実態は、あいも変わらず
開拓者たちを中心としたダベリングを実践しながらの
効果的な「時間入れ」奉仕が存在し、
比較的地味で肉体系の自発奉仕は
会衆内の伝道者が行なっていることが多いですね(ーー;)

おまけに、開拓奉仕学校に出席した彼らは
「学校に行って学んだ」ということを
ことさら会話の中に織り込んで自慢気に話すもんですから
会衆内でヒンシュクをかったりしてますし…。


結論として、
MTSの廃止をもちろん希望しますが、
開拓奉仕学校も、ほとんど、どの会衆でも
実質的な実を生み出していない現状を考えると
「即、全廃」を強くキボンヌ!