JW組織は毎年
地域大会で新しい出版物やDVDなどを
発表します。

今年もブロシュアー2冊と、「若い人」の改訂版
そしてDVDが出されました。

それらの一部は
会衆の聖書研究の集会で用いられたり
するものもあります。

現状、インターネット回線は
全JWに行きわたっていないので
出版物(雑誌や書籍、ブロシュアーなど)は
会衆の図書係から依頼することになります。


組織は数年前から、
経費節減のため急速にネット化を推し進め、
長老団とのやりとりだけでなく、
今まで印刷物のみとして提供していた
出版物や雑誌、CDなどの一部を
協会サイトからダウンロードできるようにしています。


出版物の印刷とか発送などには
手間も原材料費も、お金もかかるので、
実は協会側とすれば、全てをダウンロードしてもらい、
資料としては個々のJWにプリントアウトしてもらうのが
一番経費はかからないのです。


しかし、
経営状態が苦しくなりつつあるJW組織ではあっても、
大部分の資料をダウンロードするようには
ならないと思います。

ここからは推測です。

というのもダウンロードしてその出版物や雑誌を読むのも
中身は同じなのですが、
目に見える物があるかないかで
ありがたみの感じ方が違うからです。


ですから、寄付をしてもらう、という観点からすると
資料のダウンロードと比べて、
何らかの形(印刷物、ケース入りなど)で提供した方が
より寄付をしなければいけない、という意識を
強く感じる
のです。

ですので、組織としても、
多くの部分をネット化に移行して
諸経費や人件費を削りたいと思ってはいるのでしょうが、
それでは、寄付の総額が
さらに減ってくるのではないか、という心配が
あるのではないでしょうか。



急速なネット化を推し進めている組織ですが、
寄付の増額と経費の縮小とを
天秤にかけながら、今後の運営改革を
推し進めていくのではないのかなぁと
思っています。