1ヶ月に1度の乳がん検診の日。
行くのが嫌だ。
嫌。嫌。嫌。
お腹が痛いよぉー (子供か)
先月、
「卵巣嚢腫に効く漢方を飲んでいる」
と話をした途端にめっちゃくちゃ怒られた経緯があるから。
「ちゃんと来月も診察に来るんだよー」
と診察室を出る時に背中越しに声をかけられたのは、コイツ来ないかもしれんなと見透かされたのか
しかし、行って言わねばならんことがあるのだ。
診察室に入ると
いつもと同じく触診。
「先生、あのね。この間、乳房のパットを購入した時に全摘の手術をした人の胸は抉るような傷跡なのに乳房の壁を残してもらえてよかったね。綺麗な傷跡ですねって言ってもらえて。」
「ふむ。」
「それまでは、手術して無くなったことがショックで辛かったけど。」
「そうだね、最初のころからいらんいらんって言ってたよね。」
「なんだか傷跡が勲章みたいに思えて。先生、綺麗に手術してくれてありがとう!!!!」
(ありがとうが言えたー)
「勲章ってなんじゃそりゃ(笑) 再建したいことは分かってるから。2~3年後良い術式が出てくるからその時に手術しよう」
そか。
先生、あたしが乳房を失ってしまうことの悲しみをわかってくれていたのか。
「その時は、形の良い綺麗な胸をよろしくお願いします」
と笑いながら診察を出ることができました