土曜日ともなるとドレーンのチューブから受けているカップの量は少なくなっていました。
ポシェットのなかでカップはコロコロと転がっていました。


退院まであと2日。
傷跡はまだ見てません。


胸からチューブが出て、しかも手術跡なんてフランケンそのものだとしたらリアルホラーですニヤニヤ


あーいやだいやだ汗


嫌だと言っても見ずにずーっと病院で生活もできません。


看護婦さんに宣言しました。


「本日、お昼すぎの体温計の時間に見る」


お食事前に見て、おぇーっとなったら食べられないでしょ?なので、食べてから。
食い意地は、こんな時でも発揮。



ついにお約束の時間が来ました。
看護婦さんも「ついにですねっ!」と前のめり。
そして、恐る恐る傷跡を見ると…


「アレ?思っていたよりも肉がある!!」


洗面の鏡で再び見ると傷口にテープが貼られていて、確かに乳房はなくなってはいるものの乳房の下の部分の膨らみが微かに残ってました。

もっとガッツリ抉られていると想像していたので、拍子抜けしました。


「みんな意外と残ってると言ってますね」


…とはいえ、片方は少年のような胸に変わりなく。
でも、フランケンじゃなくホラーでもないので
安心したのでしたおねがい