左乳房の全摘手術の1週間前にセンチネルリンパ節生検の手術を受けました。



全摘と先生から告げられた日に
手術する前にセンチネルリンパ節生検の手術をすることでリンパ節へのガンの転移がないかどうか診断すると説明を受けました。



手術はお昼以降するので、朝ごはんは7時までに済ませ、お昼は食べないで。

それから2日ほど青い尿が出るけど驚かないでと看護師さんから説明がありました。






そして、当日。





CT検査室に入りました。



入室するとしばらくして女医さんが入って来ました。


その女医さんこそが、父の友人の娘さんでした。





「毎年検診に来てくれてたから早期発見できたのよ。大丈夫。治るから」





作業をしながら手短に言ってくれました。





左乳房に何度か注射をしてCTで撮影しました。




「これは何のためにしてるのですか?」

と聞くと




「リンパ節を取り出す時に闇雲に切るんじゃなくてどの辺にあるのか予め脇からどの位置にあるのか測るのよ」



なるほど。




CT検査室を出て、看護婦さんの案内で手術室へいきました。




軽い麻酔をかけると言っても脇の下を切るんです。





怖いです笑い泣き






嫌で嫌でなかなか手術台に横にならないので、

先生が私の目を見て





「最初から(クリニックで組織を取る時から)怖いって言ってたね。怖いことわかってる。」





そうか、そうだ、あたしが横にならないと始まらないんだね。





よっしゃー!かかってこーい!!!!!

「寝る。」


と言って手術台に横になりました。





しばらくしたら寝ているような寝てないような不思議な感覚で、そんな中、途中突然チクッとしたので





「痛い!」





と言った記憶があり、その時の目の前の風景が、自分のお腹の辺りで仕切られたグリーンのカーテンの向こう側で先生を含む何人かが湯気に包まれながら作業していたのが夢なんだか本当なんだか…




そんな感じで終わりました。
2時間ほど別の部屋で休息して帰宅しました。






そして、その日の夜。



「ほ、ほ、本当に青いー?!」




そうです。そうなのです。看護婦さんに説明を受けた通りに青い尿が出たのです。

 



紙おむつのCMのようなあの青い色。



びっくりしたのと同時に人体の不思議に自らの体を持って学んだのでもありました。