今年3月から、月1回の読書会に参加している。
その名も『印象美な大人の表現力講座』。
”印象美”は、主催の小西敦子さんの登録商標だ。
小西さんは、コミュニケーショントレーナー、
また株式会社WORDROBEの代表取締役として活躍しながら、
様々な角度から印象美を追求し、発信している。
コミュニケーションの仕方はもちろんのこと、
古都金沢の佇まいに溶け込む女性の立ち姿も印象美だと、
風景に馴染み、かつ女性の美しさを際立たせるドレスのプロデュースまで手掛ける。
そんな彼女が立ち上げた表現力講座、
最初は、本の中にある美しい文章表現をシェアする会だったはず。
ところが回が進むにつれて、シェアするのは表現だけではなく、
生き方や哲学や多方面の知識や成長の軌跡や、
…つまりなんでもアリの様相を呈してきた。
でもこれがブレインストーミングのようで、なかなか楽しい。
ほとんどが熟女の域に入るメンバー、
それぞれが蓄積してきた人生経験は、はかり知れない。
私が参加した昼の部で話題になったのは、
* 学生時代の友人に会うと、あの頃に戻れる…というのは、どういう意味か。
* モテる女は、2タイプに分かれる
* 生じたご縁の生かし方
* 言葉が影響を与えた過去と未来…などなど。
実生活で、こんな話をする機会はなかなかないので、とても刺激を受ける。
ある方の手元に置いてあった小さな、かわいらしいモノ、
手帳かな…と思ったら、実はそれが彼女が紹介したかった本だった。
オードリーのチャーミングな写真に彼女の機知に富んだ言葉、
手のひらサイズという意外性も手伝って、
あっという間に、見せて!見せて!の大騒ぎ。
熟女が一瞬にして乙女になっちゃった瞬間だった。
お茶席で思いがけなく生じたご縁について話された方がいたので、
私は思わず森信三先生の言葉をシェア。
『人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。
しかし、内に求める心なくば、
眼前にその人ありといえども縁は生じず』
まったくもってその通り。
自分が縁をつなぎたいと思っていなければ、
どんなに素敵なご縁も素通りしていく…。
アンテナ、はっておこう。
今月のお花はトルコキキョウ。