今日はメインセッション。
第三回目で「陰陽マネジメント」
という名前をつけている。
乾坤一擲、という言葉がある。
擲は投げる、運を天に任せて
全てを賭けるというような意味。
易で陽が極まった状態を乾といい、
陰が極まった状態を坤という。
易ではまず太極という混沌があって
それが陰陽に分かたれて相互作用する。
その乾坤の間に
様々な決断や行動によって
人は自身を投げだしていくのだ。
基本的な変化の波を知っていれば
易を立てずとも
自然を見たり、事象を見たりするだけで
人はその先を考える契機にできる。
二宮尊徳は夏の初めに
ナスが秋の味がしたことから
冷夏と凶作を予想したと言われている。
乾坤の間を移り変わりと見て
自分の味方にするという視点が必要なのだ。