子供が「死にたい」と言う時、
どのように向き合ったらいいのか
研修レポートをしてもらった。

子供の発言の特性として、
・語彙が少ない
・暗示にかかりやすい
(まわりの影響を受けやすい)

というものがある。


なので、まずは
そのまま「死にたいんだね」と
繰り返すのではなく、

「死にたいと思うくらい辛かったんだね」
と伝え、その頑張りに添うことが大事。

そして、その辛さを言葉で表現できるように
聞いてあげる。
・辛かった?
・悲しかった?
・腹が立った?
・苦しかった?
・淋しかった?

と。

この話もそうなのだが、最近リンクして
思うことがある。
どうやら、「自殺」という選択肢は
完全に理性=大脳新皮質が導き出すように
思うのだ。


「百歳の禅語(松原泰道著)」という本で、
著者がある女優さんが苦労していた若い時の
話しを聞いた下りがある。

“最後に死に化粧をしようと思って
支度をしている時に、爪が伸びている
ことに気付いた。
その時に、
ああ、自分は誤ったことをしている。
身体はこんなに自分を守ろうとしてくれて
いるのに、と思った”

というようなことを書いていた。

自殺というと、衝動的なイメージがある。
確かにそういう事もあるのだが、
基本的に自殺をするしないという判断は
理性が行っている。


苦しんだり行き詰ったり、
理性がそういう判断をしている。

そして、そう、僕はそこを広げて自由に
したいのだけれど、
じゃあ理性にアプローチすればいいのかと
いうと、そう話が簡単じゃないところが
人の面白いところでもある^^