豚肉は我が家で毎日いただいている食材です。


ネットに上がっているニュースを見ると、身動きのとれない狭い檻に閉じ込められたままの母豚から生まれた豚の肉の販売を禁止する州法がアメリカ合衆国のカリフォルニア州で施行されたそうです。


EUでも同様の飼育方法は既に禁止されており、各国が追随していて、日本が取り残される懸念が出てきたと報じられてました。


食材となる動物への配慮は、捕鯨に関して海外で厳しく議論されて、商業捕鯨が長年できなくなっていましたが、家畜として飼われている豚にもその配慮が求められるようになってきたということですね。


いずれは、ニワトリの飼育環境にも論点が移ってきそうです。


人が生きるためには何かを食さなくてはいけないわけですが、比較的人間が感情移入しにくい野菜などは良いとしても、動物を食肉として食すのは考えれば考えるほど辛くなることかも知れませんね。


まだ、食べることを否定するまでにはいってないようですが、せめて生きている間の環境は整えるべきだと人間視点で配慮するようになってきたようです。


いずれは、肉は動物を殺して食べるのではなく、培養で食用肉を作る世界がくるのだろうと思います。


マンガなどで、人間が巨人とか宇宙人とかの食材となるテーマを取り扱うことがありますが、豚の飼育環境を、食材となる人間の飼育環境とみなせば、いずれ食べられるにしても、もう少しましな環境で養育して欲しいと思うものなのかも知れないですね。


不思議なもので、食材となる動物の生活環境を配慮する気持ちがあるのに、人の命を奪ったり、生活環境を破壊したりする戦争やテロをやめられないのは、人間の二面性とかご都合主義の表れなんでしょうね。


日本は対応できるんでしょうかね?