前回の続き
「仏説父母恩重経」(ふぼおんじゅうきょう)
父母の恩の重きこと、天の極まりなきが如し
をお伝えします
かいたいしゅご
①懐胎守護の恩
りんしょうじゅく
②臨生受苦の恩
しょうじぼうゆう
③生子忘憂の恩
にゅうほよういく
④乳哺養育の恩
えかんしゅうしつ
⑤廻乾就湿の恩
せんかんふじょう
⑥洗潅不浄の恩
えんくとかん
⑦嚥苦吐甘の恩
いぞうあくごう
⑧為造悪業の恩
おんぎょうおくねん
⑨遠行憶念の恩
くきょうれんみん
⑩究竟憐愍の恩
⑨遠行憶念の恩
子どもが遠く行けば行くほど
親の心配はつのります
も こ とお ゆ
「若し子遠く行けば
かえ おもて み
帰りてその面を見るまで
い い おも
出でても入りてもこれを憶い
ね さめ うれ
寝ても寤めてもこれを憂う」
早く大きくなって独立して欲しい
子育て中は目標にして来たことも
実際に学校や就職で子どもが
家から離れることになると
会えない
何も手伝えない
何も分からない…寂しさやもどかしさに
憶いばかりがつのってしまう
一緒に暮らしているのが
当たり前だと思っている時には
分からない離れてみて気づく
存在の有難さや大きさを
感じるお言葉です
人も物も変わらないものはない
『無常』の世界ですね🌏
ご覧いただきありがとうございました