前回の続き
「仏説父母恩重経」(ふぼおんじゅうきょう)
父母の恩の重きこと、天の極まりなきが如し
をお伝えします
かいたいしゅご
①懐胎守護の恩
りんしょうじゅく
②臨生受苦の恩
しょうじぼうゆう
③生子忘憂の恩
にゅうほよういく
④乳哺養育の恩
えかんしゅうしつ
⑤廻乾就湿の恩
せんかんふじょう
⑥洗潅不浄の恩
えんくとかん
⑦嚥苦吐甘の恩
いぞうあくごう
⑧為造悪業の恩
おんぎょうおくねん
⑨遠行憶念の恩
くきょうれんみん
⑩究竟憐愍の恩
⑧為造悪業の恩
子どもを守るために
悪事を働くこともある
親は我が身を犠牲にしても
いかなる強きものにも対抗して
子どもを守ろうとします
「若しそれ子のために止むを得ざる事あれば
自ら悪業を造りて悪趣に堕つることを甘んず」
子どもには
「悪いことをしてはダメだ!」
と言いながら…
子どもの為ならば
(自分は酷い目に遭う覚悟で)
親は自ら悪いことをする
子どもを守りたい
お腹いっぱい食べさせたい
好きな服を着せたい
親はどれだけ子どもの幸せを
願っているのか
際限のない思いに触れると
それだけで心は満たされる
昔も今も変わりなきは
子を思う親心
ご覧いただきありがとうございました