心理療法で学んだ
見えない心についての紐解きや

仏教で説かれる
人間の本当の姿や
いつどうなるか分からない無常の世界で
どうしたら変わらない幸せになれるのか
ブッダの智慧を知り
日々の生活でお役に立てたら嬉しいです


前回の続き
「仏説父母恩重経」(ふぼおんじゅうきょう)
父母の恩の重きこと、天の極まりなきが如し

をお伝えします




  かいたいしゅご
①懐胎守護の恩
 りんしょうじゅく
②臨生受苦の恩
 しょうじぼうゆう
③生子忘憂の恩
 にゅうほよういく
④乳哺養育の恩
 えかんしゅうしつ
⑤廻乾就湿の恩
 せんかんふじょう
⑥洗潅不浄の恩
 えんくとかん
⑦嚥苦吐甘の恩
 いぞうあくごう
⑧為造悪業の恩
 おんぎょうおくねん
⑨遠行憶念の恩
 くきょうれんみん
⑩究竟憐愍の恩




⑦嚥苦吐甘の恩

美味しい物は子どもに与え
自分は不味い物、残り物で我慢する





お経には

「食味を口に含みて、これを子に
くらわしむるにあたりては
にが        の
苦きものは、自ら嚥み、
甘き物は吐きて与う」

とあります





また外出先で珍しいお菓子や果物🍇🍐🍑
を出されると食べずに持ち帰り
子どもに与え、喜んで食べる姿を見て
満足する



これを

   そと い     ざせき い
「父母外に出でて他の座席に往き
ちんみちんしゅう
珍味珍羞を得ることあれば
     くら しの
自らこれを喫うに忍びず、
ふところ
懐に収めて持ち帰り
よ       あた
喚び来りて子に与う」

と説かれています




私の幼い頃
結婚式のご馳走などを
持って帰って来てくれた事を
思い出します

出張先のお土産なども
同じような気持ちからでしょう



食料が不足していた時代も
子どもに先に食べさせて
親は「お腹いっぱいだから食べなさい」
とウソをついてまで
子どもの幸せを優先させた話は
ご存知の方もいらっしゃると思います



大飢饉の時は
「より相手を愛している方から
亡くなっていった」そうです
(親子の場合は親が先にという事でしよう)
胸が詰まる思いです…ショボーン



命の大切さ思い知らされます










ご覧いただきありがとうございました照れ

ブッダの教えは2600年前から全く変わりません。時代や場所、人により変わることのない教えを軸に明るい人生を一緒に手に入れましょうニコニコ