心理療法で学んだ
見えない心についての紐解きや

仏教で説かれる
人間の本当の姿や
いつどうなるか分からない無常の世界で
どうしたら変わらない幸せになれるのか
ブッダの智慧を知り
日々の生活でお役に立てたら嬉しいです


前回の続き
「仏説父母恩重経」(ふぼおんじゅうきょう)
父母の恩の重きこと、天の極まりなきが如し

をお伝えします


  かいたいしゅご
①懐胎守護の恩
 りんしょうじゅく
②臨生受苦の恩
 しょうじぼうゆう
③生子忘憂の恩
 にゅうほよういく
④乳哺養育の恩
 えかんしゅうしつ
⑤廻乾就湿の恩
 せんかんふじょう
⑥洗潅不浄の恩
 えんくとかん
⑦嚥苦吐甘の恩
 いぞうあくごう
⑧為造悪業の恩
 おんぎょうおくねん
⑨遠行憶念の恩
 くきょうれんみん
⑩究竟憐愍の恩



③生子忘憂の恩
元気に生まれて欲しい
この心配に対する恩は
ひととおりではありません


「生まれた」の知らせを聞くと
父親は真っ先に
子どもの無事を尋ねるといいます

何はさておき元気に生まれて欲しい
そう願う親の心は
いつの世も同じでしょう


お経には
 も    へいあん
「若しそれ平安なれば
  そせい きた ごと
なお蘇生し来るが如く
こ こえ はっ   き
子の声を発するを聞けば
おのれ う い    ごと
己も生まれ出でるが如し」

とあります


十月十日おなかの中で
母親から栄養を貰い
成長してきた子どもが
いよいよこの世に出てくる時は
自分がこの世に生まれるように
親は歓喜を味わう


初めに「親の恩」で
私が印象深かったと書いたのは
出産の痛みを忘れてくれる
という所でした

普段の生活で自分に苦痛を与える人を
忘れることは出来ません…
しかし、出産に関しては
当たり前のように、その大変な苦痛を
忘れてしまう不思議

それに加えて
まるで自分のことのように
子どもの無事を喜ぶ親の恩


人間に生まれる
有難さを感じます🙏


ご覧いただきありがとうございました照れ

ブッダの教えは2600年前から全く変わりません。時代や場所、人により変わることのない教えを軸に明るい人生を一緒に手に入れましょうニコニコ