5.5km。私がマラソンで走った距離だ。マラソンにしてはとても短いが。私はいつも2.5kmを大体16分で走れる。つまり5.5kmは未知の長さであり、私には到底無謀な距離だと思っていた。
ところが、私の友人も一緒に走ってくれることになった。極めて負けず嫌いなわけでもないが、やっぱり負けたくなかったので勝つために準備運動は入念にやった。脹脛をしっかりほぐし、腹直筋や側筋を傷めないように伸ばす。足や腕の振りを確かめるために少々速めに試走する。
そしてスタート。はじめはペースを早く走る。途中で失速する覚悟だったが、まさかの4kmまで同じペースで走れてしまった。呼吸も乱れずコンディションも全く悪くない。これはいける、そう思った時、まさかの腹痛。そして大失速。結果友人に何人にも抜かされタイムは22分後半。抜かれたのは悔しかったが、タイムは全然問題ない。むしろタイムを大幅更新して嬉しい限りだ。
案外人のポテンシャルは自分が思っている以上にあるかもしれない。どのスポーツ、功績においても上には上がいる。だからといって挫折しようとも、1度自分のやりたいように全力でやってみて、続けるか、諦めるか、きっぱり決めるのは大いにありだと私は思う。