体調は最悪で、クロユリ先生からは完全に無視で避けられ、ハナニラ先生からは、妙な「気遣い」をされながら、3月に入った。もうほとんど3学期も終わりに近づいていた。授業はギリギリまでちゃんとやる予定だったし、最後の学習発表会も予定されていて、それも準備が進んでいた。

 

学習発表会は、私はこれもほとんど蚊帳の外に置かれていて、リハーサルなどもあった様だが、私は参加しなかった。当然、司会役の生徒もほとんどリハーサルはできていなかった。しかし司会役の生徒は、参加するのは一人だけなので、クラス内で練習してもらったりしていた。

 

そんな中、やっと上の上の、アザミ氏から連絡が来て、面談をしたいという。当然私がクレームしたことの調査結果の報告なのだろうが、何も知らされなかった。私は、パニックの薬を飲まないと参加できないことを伝え、あらかじめパニックの薬を飲んで、1時間から1時間半程度なら、話ができるということで、オンラインでの面談の約束をした。

 

どんな調査結果が出たのか。あちらのハナニラ、クロユリ、セキチク先生などにも話を聞いたはずだが、あちらが素直に「嫌がらせしました」なんて、認めるはずがない。だとしたら、上の上の立場であるアザミ氏はどういう結論を出すのだろう。あまり期待はできないが、何もお咎めなしというのは納得できない。微かな期待もあった。

 

ある週の午後、私は薬を飲んで、アザミ氏との面談に臨んだ。出席したのは、前回と同じアザミ氏とクローバー氏と私だけだった。