明日9日(土)は



仙台国分町の気軽なイタリアン酒場『NOBATTE』にて



出張ソムリエをしてきますので



オープンが19時になります



北仙台『和酒バル 二喬/NIKYO』



宜しくお願い致しますm(--)m











さて最近は頻繁に



食材虚偽表示のニュースを耳にします。



初めに発覚したのが大阪の高級シティホテルだったので



ホテル勤めの経験がある自分も当時を振り返りました。



一店舗の飲食店と異なり、大人数の利用が想定されるホテルで



安定的に決まった食材を調達するというのはやはり大変だと思います。



肉はまだしも、生鮮野菜や鮮魚などは天候に左右されるのは



想像し難くない事です。



それだけに、食材調達力というものも問われるものですが。。。



ただ、年間サイクルの中で「この時期は調達が難しい」という事が



百歩譲って考えられても、



複数年に渡って表示と異なる食材を使用していたのであれば



それは批判の的になっても致し方ないでしょう。



すると雨後の筍のようにニュースがリリースされて



数件のホテルから百貨店にまで飛び火しましたね。



そういう所は、いわゆるブランドがある流通チャネル。



ブランドがある故に、ブランドを堅持する為に、行き過ぎがあったんでしょう。



行き過ぎはこれを契機に是非是正してほしいです。



表示というものは非常に重要です。ただ優良誤認を誘ってはいけません。



身の丈にあった表示をすれば良いだけです。



芝海老が安定的に入荷せずにブラックタイガーも使用するなら



単に「海老」と表記すれば良いだけです。「海老」の概念は幅広いですから。



・・・あ、「自然派」ワインみたいですね(笑)










さらに昔の自分、



ホテルの前は酒販店に勤務していました。その時に遭遇したのが



九州の米流通メーカーが引き起こした事故米騒動です。



本来ならば加工用に流通するものを、食品流通に乗せてしまったというものです。



自分が勤めていた酒販店で親しく取引していた焼酎メーカーが



デイリークラスの商品に事故米が使用されていたので



一時対応に追われました。



ただ、その焼酎メーカーも意図的にそれを使用していた訳では全くなく、



長年付き合いがある米問屋からの提案で安価な米として使用していただけであり、



かつデイリークラスの一部の商品にだけ使用していて、



他の高級クラスの商品はむしろトレーサビリティがしっかり構築されていました。



それでも一旦騒動になると、そのメーカーの商品は一色単に扱われてしまいます。



自分も、よく分からない業種のものだったらそう思うでしょう。



よって当時はその焼酎メーカーの全商品をお客様から回収・返品受付対応しました。



その後のメーカーとのやりとりは、各取引先・流通チャネルによって



大きく異なったそうです。



酒販業界ではよく特約店という言葉を耳にします。



こだわりのある商品は信頼のおける流通に乗せたい、



こだわりのある商品を大切に扱って川下のお客様に紹介したい、



そんな想いをもったメーカーと流通チャネルが一日では構築できない



信頼関係をもって商品の流通に当たるのですが、



当時の自分のボスの対応はカッコ良かったですね。



   喜びと共に苦労も共に分け合う



冷静な対応をする特約店もあった中、



特約酒販店として親身にメーカーを支える姿勢を採りました。



その後、
確か一ヶ月くらいしたら再びそのメーカーの商品は普通に流通され始めました。



元々積極的に関与していた訳ではなく、むしろ被害者でしたからね。



騒動が収まって冷静に判断されれば、日常に戻るだけです。










もう少しだけ踏み込んで言えば、



その事故米騒動の際、結果的に健康被害に関するニュースというものは



少なくとも自分は聞きませんでした。



事故米の使用割合や焼酎の製造過程など考えればないだろうとは予想していました。



今回の食材虚偽表示の問題でもそのような事はないかと思われます。



なのでじっくりと是正に向けた環境整備を行なってほしいものです。



ただ焼肉チェーンによる生肉問題の時は重大でした。



やはり健康に直接関わるものは、再発防止の体制を速やかに構築しなければなりません。



飲食はヒトが毎日行なう行為です。



それがビジネスになり、様々な色彩の価値をマーケットに溢れています。



ただ市場競争があるが故に行き過ぎも残念ながら発生してしまったりします。



大切なのは信頼のおける価値を探すこと。



そして加えるならば、探す為に自分自身も勉強する必要があると思います。



日々精進



これからも多くの方々に楽しい飲食シーンを提供して参りますm(--)m



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和酒バル 二喬/NIKYO

仙台市青葉区昭和町5-55(仙台浅草内)
JR・地下鉄とも北仙台駅から徒歩3分
TEL:022-728-2033
HP:http://nikyo.net/  ←←←店内のイメージがチェックできます♪

営業時間:平日18-LO23時、日曜12-LO17時
休日:不定休
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