さて、先日土曜日は嫁娘がお泊りに行くという事で、奇跡の一日フリー!最近、忙しさからメッキリ運動から心離れてるけど、ちょっと気持ちのリハビリに初めての山に行ってみた。

 

兵庫の低山に詳しいN口氏に御声掛け。N口氏も3ヶ月連続のロングレースでダメージが残るよう。自分も心身が何とも噛みあわない不調状態で、走る気が起きない。いっそのこと走れないコースでハイキングしようと選んだ先は多岐連山。そもそもは修験道の山で、写真を見た感じ岩感も高度感もあってテクニカル。
 

車で向かって、大垰(おおたわ)に拠点を作って、まずは小金ガ嶽・小倉垰方面に、。当日は雨は降らねど、霧に包まれ眺望なし。しかしながら、晴れの日の眺望だけが山の良さではない。それが分かる男、N口氏。正直、岩稜+霧雨でスリッピ―。顔の高さに蜘蛛の巣やら枝やらあってこっちも気が抜けない。危ないやら、走れないやら、文句を言う人は一緒に来れないなw。

 

鎖場や奇岩を越えて、30分弱で小金ガ嶽を踏む。全方位に色んな山が見えるらしいが、ははっ、何も見えんw。小金ガ嶽から先は、荒れ荒れのコース。蜘蛛の巣に水滴が付いて美しい。倒木をまたいで、枝葉をくぐって、登って下りて、。秩父の山みたいだ!


小倉垰に到着。こっから別ルートで拠点に戻るんだが、荒れ度がさらに増して、踏み跡がわかり辛い、これ獣道?旧道らしきものはあるが、倒木や植生で通れない。2人でうわー(良い意味)言いながら、藪漕ぎ・川ポチャ・獣道。。


返しになってる茨だけは注意がいる。まじで動けなくなってN口氏に助けて貰った。FF9にこんなんあったな!正規ルートがわからんまま。「何か上ありそうじゃない?」ということで、谷沿いを上に登ると、綺麗なST発見。これが正しい道だった。けど、小倉垰からはどう入るのか、。また確認が要る。

 

「カエンタケ!?」とN口氏の視線の先に、オレンジのひょろ長いキノコ。まじか!触っただけでヤラれるやつ!思ったより細長いし、黄色っぽい。そっからは2人で、コエーよって言いながら、オレンジのマーキングにビビりながら走行。(この頃になると、ハイキングを忘れて走ってる。)

 

これまた倒木だらけのワイルドコースを通って、分岐ポイントに。地図上の道が見当たらないが、なんとなくついてる踏み跡を追い掛ける。谷に下りたんだけど、まぁ、これは道じゃないわなw。でも、倒木にコケがむした感じとか、谷に留まる霧の感じとか、人気のない幻想的な雰囲気だった。



10kmも走ってないのに、ワイルド過ぎて気が付けば3時間も遊んでた。一旦拠点に戻って補給。朝は肌寒かったけど、気温が上がってきた。

 

第二部は御岳側から西の覗。トレイルに入った所で、栗が大量に落ちてる。「拾いながら行こうか」と、一旦袋を取りに戻る。まぁそこそこ拾って、すぐに飽きた。かなり小粒の栗、食えるんかな。

 

結構長めの丸太階段を登って、役の行者が祀られてるコンクリ祠を越えて、御岳山頂。一瞬霧が晴れるが、それまで。景色が見えないが、陽は通すくらいの霧具合で、乾いてた身体がべちょべちょになってきた。暑い。。

 

西の覗の場所はついにわからず、その先の分岐で折り返す。ちょっと折り返したけど、この先のアップダウンも面白そう。また行こうかな。

 

こじんまりした山に色々詰まってて面白い。低山と思って、なめてかかると結構大変。中央の大垰をベースにした、3ループで全トレイルを踏むか、西ガ嶽から四十八滝の縦走、その先、八ガ尾山まで登って、四十八滝キャンプ場で終わるのも面白そう。遊びは止まらんね。

 

※例のきのこ、カエンタケではなく、ベニナギナタタケとかアリノタイマツとか、そんなやつだったみたい。

 

※大垰にはかなり高度のあるアドベンチャー遊具施設があって、これはこれで楽しそう。一人3000円くらいしてたけど、。