2014年は年間を通して、トレイル練は単独行のみだった。なぜならマイペースで練習が出来るから、。好きな時間に行って、好きなだけ追い込んで、好きなタイミングで休んで、好きな時間に終わる。でも、今年はアプローチを変えてみる。昨年一年頑張った成果(?)として、関西圏でレベルの近い人と多く知り合いになった。無論レベルが近いということは、レースでは強敵手。しかし、更に上のレベルを目指すという目的を共有する同志でもある。“強敵”と書いて“とも”と呼ぶ、まさにそんな感覚。




ということで、今年はそんな強敵とセッションを増やし、質の高い練習をして切磋琢磨していこうと思い、この週末に第一回を開催。歳もタメで、レースでは抜きつ抜かれつの強敵、京都のTさんにお声掛け。ありがたいことに、喜んでお相手を引き受けてくれた。そんな高レベルなT選手に不足があってはならない、とパワーコースを設定。想像以上にフィジカルが追い込まれましたが、始終会話してメンタルは楽しさをキープ出来、最高に贅沢な時間を過ごしました。


JR芦屋駅集合。まずは芦屋川沿いを逆上し、鷹尾山・馬の背側から荒地山へ。お喋りしながら登りを軽快に走るが、早速滝汗。途中の岩場は四肢を使って楽しい遊び登り。



荒地山を抜けると、ハイカーも多いので、失礼の無いよう、雨が峠までまったり走る。雨が峠の分岐で、東おたふく方面に。腰くらいの高さの笹が一面に広がる東おたふくの風景が好き。



蛇谷北山を経由して、石の宝殿で縦走路に乗っかって、一気に六甲山頂!と行きたいところをグッと我慢して、魚屋道で有馬へGo。ここは芸術的下りのTさんに先導を譲る。流石のスピード・テクニック。捻挫しそうなこぶし大の石ガレでも、さして減速なし、。カーブに関しては、ほんとに上手にバンクを利用して、勢いついたままカーブ。うむぅお見事。。自分は足りてない部分を認めざるを得ない。必死に喰らいつくも徐々に離された。一気に有馬に下りた高速ダウンヒル。

風情のある温泉街を通り抜け、河原で小休止。じっとしてると寒いので、そそくさと補給をすませて、有馬三山登山口に向かう。



落葉山、灰形山、湯槽谷山の3つが有馬三山。小ボス落葉山は、お地蔵さんに見守られながら頂上のお寺まで続くコンクリ道の登り。中ボス灰形山。名物の丸太階段をステップと歩きを交えながら登る。徐々に腰・尻に溜まってきた。



谷へのしばしの下りで回復を図り、ラスボス湯槽谷山と勝負。丸太階段でステップはもう刻めないので、姿勢に気を付けた歩きで速いペースを意識。気持ちだけは切らさないように、修三ばりの自己応援「いける!こっからこっから!」。下半身パンパン。最後は縦走路の極楽茶屋を目指すが、これが地味にキツイ。




極楽茶屋に着いた。が、「ここは休まず山頂まで行こう」と二人して謎のヤル気を見せる。登りの脚が売り切れで少々の登りでも脚が上がらないが、横を見るとTさんは走ってる。こりゃいかんと、自分も踏ん張る。きっと向こうも同じこと思ってたかな。カラータイマー点滅のへろへろ状態で六甲山登頂!脚は痙攣一歩手前。。。1人ではこうも追い込めない。




「帰りはケガしないように安全に下りましょう。」と言っておきながら、道間違えて、緊張感のある痩せ尾根ルートで汗だくに、。Tさん、ごめんなさい。。



メイン登山道に出てからは、風吹岩までフラット区間。安全に走れるとこはキチッと走って追い込む。風吹岩に到着。アホなポーズにチャレンジした直後、内腿痙攣。悶絶。



「こっからは本当にゆっくり下りましょう」と言いながら、面白そうな奇岩地帯が見えたので、そっちに向かう。本当に芦屋の山は遊び場に不自由しない。そして、最後は岩岩しい沢を全身を使いながら下って、高座の滝に到着。本日Exhaustedでございます。芦屋駅から一駅隣の双葉温泉で汗を流して、本日のトリップ終了!Tさん、本当にありがとう。贅沢な1日になりました!!