12月最後のUPです。
ここ連日片頭痛が治らず、家事もできず
家に正月は来そうにありません・・・
DESTINY 鎌倉物語:☆☆☆☆
軽くて楽しいファンタジーでした。
濃くて個性的なキャラクター達がそれぞれ不思議な雰囲気を引き立てていました。
若いカップル客が多かったですが、下ネタも、下品な言葉遣いも、暴力もなく、大人から子供まで安心して楽しめる作品です。
8年越しの花嫁:☆☆☆
鑑賞するつもりはなかったのですが、先日鑑賞した「彼女が目覚めるその日まで」と同じ病の話だということで、興味が増して鑑賞しました。
こちらの作品は患者本によりも家族と恋人に焦点が合ったているところが大きく違う。医師とのかかわりや、本人の闘病は回復途中のリハビリからしか書かれていない。意識を失って管につながれているとき麻衣(土屋太鳳)の顔が腫れていたのは、この病気の治療でステロイドが使用されたための副作用だと思われる。そこまでこだわって撮影するなら、医師と治療についても触れていても良かったのではないか、
家族・恋人のかかわりに焦点を当てすぎていて、男性にはちょっと甘ったるく感じてしいまうかも。
花筐 HANAGATAMI:☆☆☆
「この空の花 長岡花火物語」「野のなななのか」に続く戦争物。
正確には太平洋戦争目前の青年の青春物語。とはいっても、主人公僕(窪塚俊介)の演技がわざとらしくて好きになれず、吉良(長塚圭史)は大学生には見えない。大林宣彦監督渾身の作品だし、内容は悪くないのですが168分という長尺に疲労困憊してしまいました。
ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命:☆☆☆
原題は「Zookepper’s Wife」夫のヤン・ジャビンスキ(ヨハン・ヘンデルベルグ)とアントニーナ・ジャビンスキ(ジェシカ・チャステイン)はナチス・ドイツの占領下でのポーランドではユダヤ人をかくまっているのが見つかれば庇護者のみならず家族全員が死刑になるという法令であったにもかかわらず、300人以上のユダヤ人をかくまった勇気ある行動のホロコースト映画。ホロコースト映画は他にも色々鑑賞しておりますが、何度描写を観ても心が張り裂けそうです。後に「諸国民の中の正義の人」にも選ばれている。(日本人では杉原千畝のみ)2016年1月現在ヤド・バシェムによる統計では26120名いるので、それだけのストーリーがまだ作れるのだと思いました。
否定と肯定:☆☆☆
こんな裁判があったとは。ディビッド・アーヴィング(ティモシー・ポール)の差別用語連発の憎憎しいてば。それを傍観していなければならない主人公デボラ・E・リップシュタット(レイチェル・ワイズ)の歯がゆさ。クライマックスの法廷シーンは見事でしたが、それまでが長くて台詞の往来も多くて集中力を欠いてしまいました。
カンフー・ヨガ:☆☆☆
カーチェイスありのジャッキー王道アクション・アドベンチャー映画。
どっかで見たカーアクションとインディージョンズやトゥームレイダー、ハムナプトラetcどこかで観たアクション映画のいいとこどり。
まあ、笑って楽しめましたけどね。
総評:「DESTINY 鎌倉物語」は興行ランキングでは上位ではないですが、万人向けの良作だと思います。「8年越しの花嫁」は女性目線であんな男性だったら最高。自分の理想を重ねてしまい、男性は白けるかも。「花筐」は観る人を選ぶと思います。
ホロコーストを忘れないためにも「ユダヤ人を救った動物園」や「否定と肯定」など、関連作品を作り続けて欲しいと思いました。
金魚なネタバレ DESTINY 鎌倉物語
主人公一色正和(堺雅人)の趣味の一つが熱帯魚。見たところ90cmはありそうです。餌はテトラミン。ネオンテトラ(カージナルテトラ)・ハイフィンプラティ(モーリー?)など数種類の熱帯魚と流木・水草が美しくレイアウトされています。
年がら年中体調不良とこぼしておりますが、また来年もよろしくお願いします。