孤独から抜け出した先にあったもの、みんなの笑顔。
周りの人を喜ばせたい。
その一心でここまできた。
さあ、次はどの方向に、駒を進めよう。
作曲、カフェライブ、前衛的イベント、ボーカルプロデュース、番組制作。
自分のエゴにとらわれない、広がりのある面白いことでみんなの笑顔が見たい。
さあ、そろそろはじめようか。


木曜日のスポーツニュースを届けてくれる長身の彼
心地よい声と共に今にもこぼれんばかりの表情で原稿を手渡してくれる。
彼のおかげで、木曜の夕方が好きになった。
まあ、木曜で仕事が終わるのも要因の一つだが…
そんな彼が結婚することになった。
スタッフ総出で駆けつけ、祝福した。
音楽好きな彼がセレクトしたBGMは、ELO
楽しくて笑いがとまらなかった。
しかも意外と2人の雰囲気にピッタリあっていた。
最高の瞬間に立ち会えたことに感動していた。
これ以上笑えないほどの笑顔で彼は喜びをかみしめていた。しばらくして女の子が産まれた。2人に似たすごくかわいい女の子。
それから彼は医者を目指し、仕事に追われる日々。休みも呼び出しがかかり仕事するほどで、心労も日に日に増していた。
ある日、共通の友人から電話が入る。
耳を疑った。彼の突然の死。
朝倒れ、そのまま帰らぬ人となった。
皮肉にもその日は、娘の誕生日だった。
30代前半、あまりにも早すぎる。
友達の泣き声が聞こえる。
木曜日の彼の笑顔が思い出され涙が溢れてきた。
あれから何年経っただろう。
青い空を見るたび、ELOのブルースカイで結婚式に登場してきた彼の笑顔を思い出す。
あんなに笑顔が純朴な人は見たことない。
辛い時、悲しい時は、木曜日の彼が微笑んでくれる。
青い空の彼方から…


rakugaki:01




一人で歩けなくて、誰かにすがりたいけど、立ち止まったまま、暗闇が通り過ぎるのを待ち続ける…こころがからっぽで、何かで満たそうといろいろ考えても、頭が真っ白で、渇いたのどをうるおすことしかできない…
間違いに気づいても後戻りできないことはわかっているから少しずつ過去と未来との間で砂時計のように滑りこむ…
自分で自分に問いかける…
悲しみよ、こんにちは…