こんにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。今日は、生産終了の噂が出ています、PENTAX 645Zの標準レンズのsmc PENTAX-DFA645 55㎜ F2.8 AL [IF] SDM AWをご紹介しようと思います。

PENTAX 645Zは、コロナ禍前、2019年に、これからは根性入れて写真撮影をするんだ!という強い意気込みとともに、勢いで購入してしまいました。たまたまオークションでお値打ちに売り出されており、それをゲットできたのも運命でした(PENTAXで点検してもらったら正常でした)。。フィルム時代に、645システムで撮影していたこともあり、レンズにはそのまま使えました。そんな中で、デジタルに対応した新しい標準レンズを、これもかなりお値打ちに入手したという次第です。

645Zに装着するとこんな感じです。旧モデルのsmc PENTAX A645 55/2.8もよく写りましたので、どんな描写を見せてくれるのか、楽しみです。645Zでは、35㍉換算で43㎜相当の画角になり、スナップショットには最適と思います。コンパクトに見えますが400g強あり、645Zと合わせて約2㎏。見た目もかなり大きいので、街中ですれ違う人にはびっくりされました。久しぶりにこの組み合わせで写真を撮ってきました。

(PENTAZ 645Z、DFA645 55/2.8、ISO200、f8、1/500、AWB、鮮やか)

ディストーションの補正が入っているので、レンズの実力は正確にはわかりませんが、縦横ゆがみを全く感じません。絞っていることもありますが、画面の四隅まで像の流れ、ゆるみなど一切なく、超精緻な描写です。645Zは、手振れ補正がボディ側にはありません。このDFA645 55/2.8には手振れ補正機構はついていませんので、早いシャッターを切りました。幸い、手ブレの影響も全く感じません。

(PENTAZ 645Z、DFA645 55/2.8、ISO400、f8、1/400、AWB、鮮やか)

近所のソ連時代のアパートの間を、ランドローバーが走ってきます。645Zの描写は、携帯でご覧になっている方には確認難しいかもしれませんが、車のナンバーはもちろん、枝の一本一本まできちんと解像しています。解像感は、フルサイズのK-1と比較しても大きくアドバンテージがあります。また、中判カメラの特色である浅い被写界深度は、前景の木の枝のボケ具合など、立体感を感じさせてくれます。

(PENTAZ 645Z、DFA645 55/2.8、ISO400、f7.1、1/320、AWB、鮮やか)

振り返ると、冬の弱い逆光の雪道が光っています。このレンズは、さすがに新しいレンズだけあり、逆光にもゴーストなど発生しておらず、とてもクリアでコントラストの高い描写です。この日は、日中の気温はマイナス6℃くらいでしたが、カメラ、レンズの動作には全く問題ありませんでした。相当ポテンシャルの高い組み合わせであることを、改めて実感しました。これだけ高精密描写だと、手振れ防止が必須で、久しぶりに三脚も使わなければいけないだろうなぁ、と思っています。体力がいりますねー!