こんにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。今日は、私の持っているレンズ群では最新のHD PENTAX FA 43㎜ F1.9 Limitedを紹介させていただきたいと思います。

LXで写真を撮っていた時には、smc PENTAX FA 43㎜ F1.9 Limitedがまさに標準レンズとして、どこに行くのにも一緒に持ち歩いていました。デジタルに移行後、APS-Cサイズだと、35ミリ換算65mmくらいの微妙な焦点距離のちょっと中望遠のレンズ寄りのレンズになり使いにくくなりすっかり疎遠に。久しぶりに日本に帰ると丁度買ってくれと言わんばかりにHDコーティングにリニューアルされたので、飛びついてしまった次第です。

見た目の最大の変化は、緑色の七宝焼製のフィンガーポイントですね。確かに美しく、ポイントは高いと思います。コーティングは、もともと旧モデルのsmcレンズも逆光には強いレンズと定評がありましたが、さらに改良されたとのことで、効果を見るのは楽しみです。変わらなくてよかったのは、絞りを残したことですね!このおかげでLXにも引き続き実用できることになりました。絞りは電磁絞りではないといけないのでしょうか?メリットを実感したことがないので、できれば絞りを残していただきたいと思います。ついでにフィンガーポイントも!

新旧のレンズを並べてみました。正面の銘板が違いますね。旧レンズは日本製、新レンズはベトナム製です。旧レンズはフィンガーポイントがありませんので、家具がぶつからないようにするゴムのぽっちを代用品として張り付けています。新レンズになり、絞りが円形に改良されましたね。また、旧レンズは、私の持っている個体だけかもしれませんが、フォーカスリングに若干「遊び」がありますが、新レンズはきちっと組んであり、ぐらぐらした感じは全くありません。

(PENTAX K-1、HD PENTAX-FA43/1.9、ISO200、f7.1、1/160、AWB、鮮やか)

今朝はプーシキン広場から少し下がったところの公園を散歩しました。朝の斜光線の中、黄色い木々の葉は金色に光っていました。逆光で撮りましたが、クリアでコントラストの高い画像には驚きました。時間は9時ごろですが、日の出がずいぶん遅くなったこともあり、朝の光が十分残っていました。

(PENTAX K-1、HD PENTAX-FA43/1.9、ISO200、f9、1/1250、AWB、鮮やか)

公園の出口で、向こうから歩いてくるカップルと、犬の散歩をしている方がいました。もろに逆行ですが、初冬の朝のさわやかな空気感が伝わってくる、クリアでコントラストも十分な描写だと思います。正面に私が初めて足を踏み入れたロシア正教の教会、ナドヴラトナヤ・ツェルカフィ・ポクロヴァ・プレスヴャトイ・ボゴロジツィ教会(以前の記事をご参照ください)シンボルの八角形の鐘楼門がシルエットになって見えます。

今回の記事の結論として、HD PENTAX FA 43㎜ F1.9 Limitedは、旧モデルに比べ質感が向上しています。また、逆光での撮影時にはっきりしますが、逆光耐性、クリアネス、コントラストは高くなっています。旧モデルでも、描写には定評があるレンズでしたので、これからの寒い季節も楽しんで使いたいと思います。