ご機嫌いかがですか?

 

分子栄養学アドバイザーの

珠乃です。

 

 

珈琲豆を挽いている香りに

気分がよくなったり、
珈琲の香りが店中に漂う喫茶店で

仕事をすると、なぜかはかどる

ということありませんか?(わたしです…笑)

 

 

 

 

 

珈琲にはメリットもデメリットもあります。

 

珈琲のメリットは酸化を防ぐ

ポリフェノールを豊富に含み、

 

炎症効果のあるカフェインで

心臓病や脳卒中の死亡率が低くなるとか、

精神的なリラックス作用があります。 

 

 

 


デメリットはカフェインは

尿と一緒にカルシウムを出してしまったり

鉄分の吸収を妨げます。

 

 

飲みすぎると胃を荒らし、

中毒にもなります。

そんな珈琲は

飲むとデメリットが心配です。

 

 

 


でも珈琲をわざわざ体内に取り込まなくても、
香りだけでも同じ効果が期待できる

ということが証明された実験がありました。

 

 

 

 

 

コーヒーの香りを嗅がせると

脳にどういう影響が出るか

 

2008年にソウル国立大学主導で行われた

日独韓合同の実験は、

コーヒーのアロマの効果に関する

世界初の実験でした。

 

 

 

そこでは、眠りを制限されて

ストレスを感じているラットに、

コーヒーの香りを嗅がせると

脳にどういう影響が出るか、

 

という実験が行われました。

その結果は驚くべきものでした。

 

 

 

 

珈琲の香りを嗅がせた方のラットグループでは、

脳の17の遺伝子に異なるレベルで活動が見られました。

 

 

 


また、脳のたんぱく質にも変化が見られ、

それはストレスを軽減する方向に働き

α波が出てリラックス効果があり、

抗酸化効果もあったということです。

 

 

 

 

 

 

ということは、

コーヒーは飲むと寝れない人がいるけれど、

 

夜眠れない人は

コーヒーを飲まずに、

コーヒー豆の袋に顔を突っ込んでフガフガしたり、

部屋でコーヒーオイルの香りを嗅いだら

いいということでしょうかね?!(笑)
 

また、もう一つの実験では、
100人の大学生を三つのグループに分けて、

 

それぞれ

コーヒーの香り漂う部屋と

何も臭わない部屋、

そして花の香りのする部屋で、

数学の問題を解いてもらいました。

 

 

すると、

珈琲の香り漂う部屋の生徒グループが、

はるかに高い点数を取るという結果が出ました。

 

 

ただ、結果的に高い点が出たというだけでなく、

生徒たちは、その部屋にいるときから、

自分は高い点を取るだろうという

期待と自信があったそうです。

 

 

 

これは、プラシーボ効果も

あるかもしれませんが

 

その気分がよくなったり、

最初から自信が上がったりするのは

興味深いことですね。

 

 

 

コーヒーの香りには、
『リラックスさせてくれる香り』
『頭の回転を速くさせてくれる香り』

があるようです。

 

 

 

 

その他、コーヒーの香りには以下の効能が期待できます。

 

 

 

抗炎症作用が呼吸器系機能を改善する

 

珈琲のアロマには、植物性ステロール、リノレン酸、

オレイン酸などコーヒーオイルに含まれる

抗炎症・抗酸化成分により、

鼻や胸のつまりを

楽にするという効果があります。

 

 

 

コーヒーオイルを目の下、

鼻の下に塗ると、

クマを目立たなくして

朝の鼻詰まり感も

スーッとさせたりするそうです。

 

 

 

 

 

フリーラジカルと闘うアンチエイジング・パワー

 

珈琲アロマを嗅ぐと若返って

元気が出たような気分になります。
珈琲の香りは、

フリーラジカルのような

体の免疫システムを脅かす

目に見えない脅威を制圧してくれます。

 


フリーラジカルや細胞への

ダメージのリスクの予防は、
香りを嗅いだりコーヒーオイルを

体に付けたりすることで得られます。

 

 

 

嗅覚のすごさ

コーヒーの香りが脳の働きを

変化させることが分かりました。

 

 


鼻から入った嗅覚に関する情報は、

喜怒哀楽や快・不快を支配する

『大脳辺縁系』にダイレクトに届きます。

 


このようなルートを辿るのは

五感のなかでも嗅覚だけなので、

香りは感情との結びつきがことさら強いそうです。




たかが香りですが、

香りは『見る』『聞く』という行為よりも、
上手に使えば

人の気持ちを動かすことが

可能なようです。

 


もっと深い部分で人の心を

揺さぶる不思議な力を持っています。

 

 

 

 

 

追伸
また、意外に知られていませんが、

コーヒー豆は世界で最も農薬がかかった

作物の一つになります。

(それだけ、オーガニックで育てることが難しい)

 

 

そこで、体に取り込んだり、

付けたりするコーヒー豆やコーヒーオイルを選ぶ際には、

出来るだけ有機のものを選ぶようにしましょう。

 

 

ここまでお読み頂きましてありがとうございます。