乃木坂
日露戦争当時、軍関係者は赤坂に住んでいた
陸軍軍司令官 乃木希典 乃木将軍
参謀長 伊地知幸介
散々兵を無謀な作戦で失った後、
やがて、乃木は重い腰を上げ
203高地を攻める
それまで参謀長伊地知の正面突撃戦法を許し散々兵を死なせる
203高地を攻める白襷隊は、
地雷を踏んで、一気に300人が吹き飛び
戦法を変えることなく
また地雷を踏み300人が吹き飛ぶ
更に、戦法を変えず、300人が吹き飛んだ
ものの一時間で1000人が吹き飛んだ
日本兵の死体の上を
匍匐前進し砲撃を受け死体を重ねる
その死臭たるやロシア兵さえ
耐えきれず交代を盛んにし
日本人は馬鹿か?と思わせた
なぜに同じことをする?
司令部の無策が無意味に兵を殺している
総参謀長 児玉は問うた、
貴公はどういうつもりか知らんが
貴公が殺しているのは日本人だぞ
業を煮やした児玉が満州戦線から旅順へと向かう
戦法を改め、
高崎山に24サンチ砲を運ばせた
24サンチ砲は東京湾で敵を迎え撃つ
地上の砲台だ
ボーリングのボール大の鉄の球
凡そ200kgの弾を2km先に当てる大砲だ
203高地を落とした味方兵を援護するために
高崎山から203高地越えで旅順港に撃つこと4000発
停泊するロシア艦隊を片っ端から沈めた
乃木が殺した日本人は六万を越える
しかし、これは坂の上の雲にて、司馬遼太郎が書いたことだが、
児玉は旅順攻略を乃木の手柄とした
それは小説なのか事実なのか
手柄は乃木に
戦後、乃木は明治天皇の前に
我日本人を大量に殺した責任を取って切腹致す
だが、天皇は、わしが死んでからにせいと言う
明治天皇の孫、昭和天皇が学習院に入学することになり
乃木に学習院の総長を命じた
しばらく務めるのだが、
明治天皇崩御後、乃木希典夫婦共々自刃した
数万人を自分の指揮にて失った
この世に生まれて、砲弾に向かって死ねと言われ
ノーと言えない運命
死にに行く匍匐前進
乃木は今は青山墓地に眠り
その手柄から
その坂を乃木坂と議会で決められた
一方、バルジック艦隊である
北ヨーロッパから東洋へ
イギリスを下りフランスを下り
スペインを下り
石炭が主原料の艦隊はイギリスの
意地悪に合う
日英同盟が機能していたからだ
アフリカ西部のガボン港では
逃げ出したフランス人シェフ等が
人食い人種に食われた
喜望峰を超えての荒波は筆舌に尽くし難く
全長200mはある戦艦が大波の底へ沈み
波の頂点にあっては、急坂を下るような勢い
戦艦と言えど海の上の木っ端にしか過ぎない
喜望峰を過ぎても灼熱の太陽は
北欧のロシア人には厳しい
インド洋からマレー半島をくぐり
バルチック艦隊は日本海へと向かう
バルチックの到着を待たず、旅順は落ちるのだが
司令官ステッセルが降伏するや
味方ならずも敵も抱き合って喜び
酒を酌み交わしたという
