http://www.youtube.com/watch?v=OrADn5sPCAw
順風弱。風速にしたら5~6m。
練習にはちょうど良い強さ。
「47から行くぞ。せーの、そらよ。」
船台から持ち上げて、次々にヨットを海に送り出す。
湯村号、藤波号、清水号。
次にスナイプ。
坂本号、大久保号、児島号、そして練習艇の池上・葛城号と渡部・島津号。
3年はスキッパー経験は浅いが、一応の理論は知っている。
2年は、スキッパー初心者に近い。クルーの経験はあるのだが。
西風、湾は南に向いているので、アビームでの出艇。
一番出しやすい風だ。
続いて本部船。運転するのは畔、そのほか本部船にのるのは、武、長井、鷲。
夏の西風を受けて、ディンギーは、海の上を滑る。
ここ鏡が浦は、湾で囲まれているので、外波の影響を受けない。
文字通り、鏡のような湾である。
「ジブ引けジブ!」 言われた通りジブセールのシートを引くと、風を受けて、
船に推進力を与える。
児島さんは、メインセールを引く。一気に風を受け、スピードを上げる。
シャバシャバ、キールが波を切る音。
「おい、出ろ」フットベルトに足をかけ、船の横に体をのけぞらせる。
ハイクアウト。
セールに風を受けると、ヨットは傾く。前に進む力と横に押される力があって、
横の力はセンターボードが抑えてくれる。
ヨットが傾くのをヒールするというが、これをハイクアウトで抑えることで、
その力を推進力にする。
本部船にエンジンをかける。エンジンについている紐を引っ張って
初動をかける。
なかなか掛からない。
「畔さん大丈夫ですか?僕にやらせてください」と長井。
ブロロロ、ブロロロ、ブロロローーーン。
エンジンがかかった。
本部船の和船は、アクセルの棒とハンドル操作がひとつでできる。
エンジンの右に座り、右に進む時は押す、左に進む時は引く。
スピードを上げるときには、アクセルを吹かす。
本部船は、練習場所を適当に見つけ、マークを打つ。
マークとは、生地で作った自家製のマークで、1m*4の三角柱。
中には発泡スチロールが入っているから浮くのだ。
そのマークを1ヶ所投げる。シートでくくられていて、下にはアンカーが
付いているので流されない。
上マークを固定した後、約100m風下に下マークを打つ。
続いて、上下の左側にサイドマークを打つ。
これで、練習用のコースは完成だ。